「通話、SNS、メール、オンラインショッピング、アプリ」などなど…日常生活の中でスマホやタブレットの端末は様々なことで利用するため、今や欠かすことができません。そのためタイ生活をするうえで、日本との違いやタイのキャリアについては知っておきたいもの。日本やタイ国外へ出かける際の通信手段と、お得な活用情報などを知っておきましょう。
- タイの携帯電話事情
- 「true」と「dtac」の合併が完了!当面の間、利用者には大きな影響はなし!
- 日本で使っている携帯電話をタイで使うには?日本にいるうちにSIMロック解除を!
- タイ国内の5G通信について
- バジェットコール(お得な国際電話)に関して
- タイと日本の携帯電話事情の違いまとめ
- プリペイド式とポストペイド式
- 日本人でもすぐに使えるプリペイド式SIMカード(携帯電話)
- プリペイド式SIMカードのチャージ方法
- プリペイド式とポストペイド式の違い/メリットとデメリット
- ポストペイド式のプラン選びは日系携帯ショップが安心!
- 日本一時帰国・タイ国外旅行へ行く時の通信事情
- 「eSIM」を入れてお得に通信!日本やタイ国外へ行く時に便利!
- 「eSIM」って何?
- 「eSIM」のメリットって何?
- 「eSIM」なら海外で現地SIMの購入が不要
- 旅行者急増で、今「eSIM」が大盛況
- 日本やタイ国外へ行く時に便利なサービス
- 「TRAVeSIM」世界140カ国で高速データ通信が可能なeSIM
- 「Skyberry」世界120カ国以上で使えるモバイルWi-Fi
- 「Japan Travel SIM」一時帰国に便利なSIMカード
- 「国際ローミング」
- 日本への一時帰国や海外旅行を想定した通信サービスの比較
- もしも日本の電話番号が必要だったら「050」を持っておくのもおすすめ
- タイのSIMカードを日本で受け取ることも可能!
タイの携帯電話事情
「true」と「dtac」の合併が完了!
当面の間、利用者には大きな影響はなし!
2023年3月1日、携帯キャリア「true」を提供する通信事業者「True Corporation Public Co., Ltd.」と「dtac」を提供する通信事業者「Total Access Communication Public Co., Ltd.」が合併を完了。
これによって新会社の契約件数のシェアは5割を超え、1位だった「AIS」を抜いてタイで首位のキャリアとなり、合計5500万回線を管理することになります。
この合併によって、従来の「dtac」 利用者が「true」の 2600 MHz帯域にアクセスできるようになり、より高速な5Gインターネットの利用が可能になりました。また、従来の「truemove H」の利用者が「dtac」の提供している700 MHz帯域にアクセスできるようになり、4Gも5Gもより快適になるとのことです。
なお、国家放送通信委員会(NBTC)は、最低3年間「true」と「dtac」のキャリアブランドを残したままサービスの提供をすることを合併の条件としているため、現在利用中の顧客には大きな影響はないでしょう。
日本で使っている携帯電話をタイで使うには?
日本にいるうちにSIMロック解除を!
日本で使っていた携帯電話は慣れていることもあり、できればタイでも使いたいものです。
それにはまず使う端末(スマホ・タブレットなど)がSIMロックされていないことが条件となります。
最近では日本で販売されている機種もSIMロックはされていないものが多くなりましたが、少し前まではほとんどの機種がSIMロックされていました。
SIMロックがされている機種は、契約した携帯キャリアでの通信しかできません。タイに来てタイの通信キャリアが提供するSIMカードを使うには、SIMロックの解除が必須です。
SIMロックの解除は、日本で契約していた携帯キャリアのウェブサイトや店頭で行えるので、タイへ来る前に手続きをしてください。SIMロックの解除は携帯キャリアとの契約中に行う必要がありますので気をつけましょう。契約を解除した後だとSIMロックの解除ができなくなり、日本で使用していた携帯電話をタイで使うことが非常に困難となります。
タイ国内の5G通信について
2020年3月、「AIS」が国内で初めて第5世代移動通信システム「5G」の商用サービスを開始しました。
以来、「truemove H」「dtac」も続くようにしてサービスを始めています。
その通信速度は従来の「4G」の20倍で最大20 Gbps。
4Gだと約2時間の映画をダウンロードするのに数分かかるところを、5Gなら約3秒でできるようになります。
この5GはIotの分野での活用が期待され、医療、エンターテインメント、建設などの多岐にわたる産業界でデジタル技術を応用した革新的な技術革新をもたらさせることになるようです。
バジェットコール(お得な国際電話)に関して
タイから日本へ国際電話をかける際、日本の国番号(+81)の前に特定の国際電話識別番号を付けることで、お得な料金で通話することができます。
国際電話識別番号と通話料金
001 | 1分18B |
---|---|
007 | 1分9B |
008 | 1分5B |
009 | 1分5B(日本の固定電話) |
009-81-最初の0を除いた相手の電話番号
タイと日本の携帯電話事情の違いまとめ
電話本体と通信契約はセットでなくてもOK!
日本ではスマホやタブレットの端末は通信契約(SIM)をセットで購入するのが一般的ですが、タイでは必ずしもセットではありません。前の項目でも解説していますが、日本で購入した端末はSIMロックをされている場合があり、それだと契約している通信会社以外のSIMが使えません。
タイでは一般的に販売されているスマホやタブレットはSIMロックがされていないので、どこのキャリアのSIMでも使えるようになっています。
プリペイド方式とポストペイド方式が選べる!
通信契約に関して比べると、日本ではポストペイド方式(月極契約)が基本です。いくつかある契約プランから好みのものを選ぶことで、その契約に基づいて月々の支払いが生じてきます。
タイではこのポストペイド方式もありますが、プリペイド方式の利用者も多く一般的です。プリペイド方式のSIMは空港などでも販売されていて、旅行者や短期滞在者などが多く使っています。在タイ日本人はポストペイド方式を契約するのがほとんどでしょう。
タイの携帯電話番号は10桁!
日本の携帯電話番号は0から始まる11桁の数字。タイは2006年に携帯電話番号が9桁から現在の10桁になりました。「05・06・08・09」から始まる番号が使用されています。
また、タイの固定電話にも市外局番はありますが、日本のように市でわけられているわけではなく数県まとまった広いエリアです。一般の固定電話に発信する際には0から始まる番号にかければ電話がつながります。
プリペイド式とポストペイド式
日本人でもすぐに使えるプリペイド式SIMカード(携帯電話)
用途に応じた使用期間やデータ通信量を選べて、すぐに端末を使えるのがプリペイドSIMカードのメリット。通信した分だけ支払うので、わかりやすいです。
以前はセブンイレブンなどタイ国内のコンビニエンスストアなどでも簡単に購入することができましたが、現在はパスポートによる個人情報の登録が行えないため、実質的に外国人がコンビニでSIMカードを購入することはできなくなりました。
そのためSIMカードは端末購入や加入手続きができる「AIS」「truemove H」「dtac」などのキャリアショップで購入することをおすすめします。
プリペイド式SIMカードのチャージ方法
プリペイド式SIMカードは使用期間が終了したり、データ通信量が不足した場合でもチャージすれば継続して利用することが可能です。
最寄りのコンビニでチャージする場合は、シリアルナンバーが書いてあるレシートを受取ってから、端末にシリアルナンバーを打ち込んでください。
そのほか各キャリアが提供しているスマートフォンアプリからも、簡単にチャージすることができます。
チャージ方法
AIS | *120* + シリアルナンバー + ♯ → 発信ボタン |
---|---|
dtac | *100* + シリアルナンバー + IDナンバー + ♯ → 発信ボタン |
truemove H | *123* + シリアルナンバー + ♯ → 発信ボタン |
残高表示方法
AIS | *121♯ → 発信ボタン |
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dtac | *101♯ → 発信ボタン |
truemove H | ♯123♯ → 発信ボタン |