タイで賃貸住宅を借りる時は、「1年契約」「家具や家電が揃ってる」「礼金・保証人無しでデポジットのみ」など、日本とは状況がだいぶ違います。
そのため「来年は違う物件に住んでみようかな」など、気軽に引越し出来るのもタイ生活の魅力です。
ですがタイ国内での引越しは、日本国内の引越しとは勝手が異なります。文化や言語などが異なるタイでの引越しとなると、困ることも多いのでは無いでしょうか。
そこで、コロナ禍からタイ国内引越しを2,000件以上も手掛けてきた「Cloud Moving」 監修の元、タイ国内での引越しについて解説。
タイ国内で引越しする際に忘れてはならない「手続き・基本・コツ・段取」などを細かくガイドします。
- 引越しを決める前に…
- 1.今住んでいる物件の契約を確認
- 2.次の住まいを探す
- 3.引越し方法を検討する
- ①自分で引越し作業をする場合
- 段ボールはどこで調達すればいい?
- ララムーブ(Lalamove)を利用
- タクシー・Grab・自家用車を利用
- ②業者に引越し作業を依頼する場合
- 日系の引越し業者
- タイローカルの引越し業者
- 引越しの日程が決まったら
- 日系引越し会社に依頼する際の流れタイ国内専門Cloud Movingの場合
- 見積もり
- 引越し当日の流れ(家族引越しの場合)
- Cloud Movingに聞くタイ国内引越しのワンポイントアドバイス
- まとめ「迷ったらまずは引越し業者へ相談」
- 監修してくれたCloud Movingの詳細はこちら!
引越しを決める前に…
1.今住んでいる物件の契約を確認
- 契約書を見ていつまでに退去すればいいか時期などを確認して、どのタイミングで引越しすればいいかを確かめてください。
- 退去のタイミングが把握できたら、物件オーナーや不動産会社に連絡(打診)します。
2.次の住まいを探す
ヒント!
- 次に住む物件を探し始めるのは、退去の2ヶ月くらい前からがおすすめ。
新しい物件が決まったら退去日や入居日を確定してください。今の物件から退去する1ヶ月前には引越し業者を選定しましょう。
3.引越し方法を検討する
タイでの引越しは手軽なのに加え、手段もたくさんあります。コンドミニアムの場合は、家具や家電などが備え付けられていることがほとんどなので、極端な例ではスーツケース1つで引越しする人も。そんなタイ国内での引越し方法は、大きく分けて以下2つの手段があります。
①自分で引っ越し作業をする場合
②業者に引越し作業を依頼する場合
①自分で引越し作業をする場合
自分で作業すれば、思い立ったときにすぐにできます。
ですがデメリットがある事も把握しておきましょう。
メリット
- 費用が抑えられる
デメリット
- 段ボールなど梱包資材の調達が難しい
- 車を持っていない場合は移動手段を確保する必要がある
- タイ語が話せない場合、要望が細かく伝えられない
- 家具、家電などの大きくて重い物も全て自分で梱包・運搬しないといけない
段ボールはどこで調達すればいい?
ヒント!
- 引っ越し時に必要な段ボール、日本だとスーパーなどで不要な段ボールを置いてあることもありますが、タイでは段ボールは購入するものです。
意外と高価ですが穴場を紹介!
- LAZADA(小サイズ20B、大サイズ40B程度)
- Shoppe
単身で、数枚ならBigCでも調達可能!
大量に必要なら、ダンボール業者に発注も可能!
JINDASIAM PACKAGING.CO., LTD.
- moving A(38.7×58.4×38.7cm)35B/1枚
- moving B(36.2×45.7×36.2cm)28B/1枚
- moving F(39.3×39.3×34.3cm)27B/1枚
- 配送料は10枚からで150〜200B
移動手段確保!
ララムーブ(Lalamove)を利用
アプリで予約する配送サービスで、単身の人や荷物が少ない人におすすめです。
車種とサービスを選択するだけのシンプル発注で、料金は基本料金+距離+オプションで決まります。
タクシー・Grab・自家用車を利用
引越し先が近距離で荷物も少なく、家具や家電の無い人なら1往復で完了できる可能性もあります。
②業者に引越し作業を依頼する場合
「梱包や段ボールの用意が面倒」「荷物が多い」などの場合は、やはり引越し業者に依頼することが無難です。
日系の会社とタイのローカル会社もありますが、それぞれのメリットとデメリットを比較して選びましょう。
日系の引越し業者
海外引越しを手掛ける大手引越し業者が国内の引越しもサポート!窓口が日本人・日本語対応で、家具の梱包から運搬までが日本式なので安心。タイ国内を拠点にしている日系の引越し業者もあります。
メリット
- 窓口が日本人、日本語対応が可能なため、慣れないタイでの引越しも安心
- 無料で梱包資材なども付いてくる
- 大切な家具や家電もしっかり梱包
- 梱包、開梱、組み立てサービスなど様々なオプションがある
- 万が一の破損やトラブルにも保証がある
デメリット
- タイのローカル会社と比較して料金が高い
- 繁忙期(3月・年末など)に引っ越し予定の場合は、早めに予約を入れないと希望する日程で依頼できない場合がある
タイローカルの引越し業者
もちろんタイにも引越しを請け負う会社があります。荷物が家具や家電も多いけど、安価に済ませたい場合には良いでしょう。ですがタイ語が話せないと、予約や細かい依頼も大変です。
メリット
- 低料金
- 低料金だが、ラップなどで家具の簡易梱包も対応してくれる
デメリット
- タイ語か英語が話せないと難しい
- 荷物を破損した場合の保証は基本無い
- 土足や素足で部屋に入ってくることがほとんどで、床が汚れてしまうことも
- 細かいサービスや要望への対応は難しい
タイローカルの引越し会社一覧
JWD(※タイ最大手の引越し会社) | http://jwd-group.com/en/ |
---|---|
Seabra movers | https://seabramovers.co.th/ |
Good move | https://www.goodmove-th.com/ |
EXTRA Moving | http://www.extramovethailand.com/ |
引越しの日程が決まったら
まずやるべきことはこちら!
- 段ボールの用意(自分で引越しをする場合は購入)
- コンドミニアム備品と、自分のものとを仕分ける
- 不用品の処分
- コンドミニアムに引越しの日程を伝える
※場所によっては土日の引越しを禁止にしているところもある
ヒント!
以下の引越し準備は3日前から!
- キッチン周辺
- 収納棚の中身
- 子ども用品
- ベッドルーム
- リビング
- トイレ&風呂場
- 不用品などの処分
1.【梱包編】〜ここを押さえて引っ越しマスターに〜
- 荷物はクローゼットや収納ごとにまとめて梱包すると、引越し後の開梱がスムーズ
- 引越し後すぐ使いたい物はまとめて「すぐ使う物!」などと、わかりやすく書いておく
- 家具などで取れやすい部品は、事前にマスキングテープで補強するなどして運搬時の紛失を防ぐ
- 小さなパーツや電池、文房具などは「ジップロック」にまとめる
- 割れ物はプチプチなどのエアクッションで梱包後、バスタオルなどで段ボールの隙間をさらに埋めておくと安心
- カトラリー類はまとめてジップロックや、大きいタッパーに入れておく
- タッパーや大きい鍋も細かいキッチン用品の収納として利用すると、荷物がコンパクトに
2.【水回り・キッチン編】〜注意すべき点〜
- 引越しで一番大変なのが、キッチン周りと自覚しておく
- 保存食が多い場合、賞味期限を見ながら保存食の整理を!
- 引越しに向け、冷蔵庫の中身をなるべく減らす努力をする
- シャンプーや開封済みのものは、箱の中でこぼれないようにしっかりロック
3.【段ボール編】〜仕分け・表示のコツ〜
- 段ボールの隅2カ所にマスキングテープなどで表示を貼っておく
- 段ボールに、中身の内容や置いて欲しい場所を書いておく(例:おもちゃ/子ども部屋)
※業者が指定の部屋まで運びやすく、引越し時間を短縮できる
4.【不用品編】〜思い切って断捨離・リサイクルショップへ〜
- 引越しを機に、不要なものを捨ててスッキリ!
- 新居へ移る前に、必要なものと不要なものをしっかり選別
- 新居用のものを事前に買い揃えておく(歯ブラシ・スポンジ・掃除用品・消粍品・タオル類など)
5.【住まいの環境整備編】〜インターネット解約・契約〜
インターネットの契約内容によって、「新居でも現在使っているインターネット契約を引き継ぐ」もしくは「いまの契約を解約して新居では新しい契約をする」のかなど、いくつかのケースが考えられます。
タイのコンドミニアムは部屋によって高速回線の導入可否があるので、それも確認した上で契約方法を選択しましょう。電波が届きにくい住居(特に高層階)もあるので、インターネット環境の事前準備は大切です。
6.【住まいの環境整備編】〜浄水器業者への連絡〜
浄水器(軟水器)などをレンタルで契約している場合は、新居への移動を依頼しましょう。急な依頼だと引越しのタイミングに合わない可能性があるので、事前に申し込んでおけば綺麗な水をすぐに使う事ができます。
7.【住所変更編】〜「TM30」のチェック〜
TM30とは、外国人が宿泊(滞在)する住居オーナーが提出する届け出書のことです。
この届け出は外国人が宿泊している部屋か、建物のオーナーに義務があるので借り主が提出するものではありません。
そのため本来であれば、「アパート・サービスアパート・コンドミニアム」のオーナーがこの届け出をする必要があります。
ですが不動産会社やエージェントに任せてしまっている場合もあるため、自分でしっかり確認をしてオーナーまたは不動産会社(エージェント)へ依頼しましょう。ビザの延長や90日レポート提出時に必要な届け出になるので要注意。
8.【住所変更編】〜在留届〜
在タイ日本大使館へ届け出しておく在留届は、下記の在留届(ORRネット)の「変更届、帰国・転出届を提出する方」から簡単に住所変更が可能です。
9.【住所変更編】〜免許証・銀行アプリ〜
運転免許証や金融機関、保険、会社、ECサイトなどに必要な住所変更届も忘れずに行いましょう。
見積もり
公式HP、公式LINE、電話、メールはもちろん、Instagram DM、Facebookでも気軽に問い合わせすることができる。(引越し日までOK)
単身の人ならLINEのみで見積もり完了
家族の場合は日本人スタッフが見積もりに住まいまで来てくれる
引越し当日の流れ(家族引越しの場合)
9:00 am
セキュリティーチェックを受けてスタッフが部屋へ
「おはようございます!」
9:15am
梱包開始
10:00am
同時に車両へ積載開始
11:30am
梱包/積載終了・新居へ移動
(単身の場合1時間程度、家族の場合2〜4時間程度)
ヒント!
引っ越し前の最終チェック!
- 浄水器は全部外し終わっているか?
- 引越し荷物にオーナーの所有物が混ざってないか?
- 全部の棚や引き出しを確認。忘れ物がないか?
ヒント!
部屋のオーナーと一緒に最終チェック!
後々トラブルが起きないように、物件オーナーと一緒にお部屋の最終チェック。デポジットが全額戻って来るかどうかに関わります。
12:00am
新居到着・セキュリティーチェック
(コンドミニアムのエレベーターを使う手続きと準備をする)
不動産会社・オーナーとの入居手続き
12:30pm
搬入開始
13:00pm
同時に開梱も開始
14:00pm
搬入/開梱終了
最後に破損や忘れ物は無いかをスタッフと確認してから終了!
(重い荷物の移動やヘルプが必要であれば手伝ってくれる)
お部屋に家具・家電が備え付けなのが嬉しいタイの引越し。
トータル3〜5時間ですぐに生活ができる環境が完了!
Cloud Movingに聞く
タイ国内引越しのワンポイントアドバイス
退去時
・CLOUD ROOM
ストレージ一時預かりサービス
月額240THB /個〜
https://www.cloudroom.me/jp/
・TREASURE FACTORY
不用品買取サービス
https://www.wisebk.com/life/wisefamily/trefac/?pr=1
入居時
まとめ「迷ったらまずは引越し業者へ相談」
タイ国内の引越し事情いかがだったでしょうか?日本でも大変で億劫な引越し…。「タイ語がわからない」「習慣も知らない土地でどうしよう」「何から始めよう」となる人も多いかと思いますが、迷ったらまずは引越し業者へ相談しましょう!
監修してくれたCloud Movingの詳細はこちら!
- LINEや電話でいつでも呼べる引越サービス
- ドライバー付き大型バンを気軽に手軽にチャーター
- ダンボールやガムテープなど、必要な資材は無料提供
- 冷蔵庫の中身はクーラーバックの貸し出し(無料)有