9月17日、タイ公害管理局の大気汚染対策通信センターは、タイ南部における越境モヤ(有害煙霧)被害が深刻化しており、PM2.5の数値が環境基準を超えて悪化し始めたと発表した。
本事態の主な要因は、インドネシアで多発している大規模な山林・泥炭地火災である。タイ地理情報・宇宙技術開発機構(GISTDA)の観測データによると、9月16日時点でインドネシア国内では7236カ所ものホットスポット(熱源・火災点)が検知されており、広範囲で深刻な火災が継続している。
南から北へ向かう風に乗ってスマトラ島南部などの火災地域から発生した大量の煙がタイ南部へ流入し、空気の停滞も重なって粒子状物質が滞留しやすい状況が創出されている。
タイ最南部に位置するナラーティワート県やヤラー県では、24時間平均のPM2.5濃度が1㎥あたり14.3〜39.7μgに達し、基準値を超過した。
タイ当局は事態を重く受け止め、大気質の監視を徹底するとともに、越境モヤの影響が続くようであれば、ASEAN(東南アジア諸国連合)事務局を通じてインドネシア政府へ公式に要請文を送付する準備を進めている。
(9月17日=マティション)












