RSウイルス感染症の拡大を警戒
保健省

保健省医療局が特に10月までの間、子どものRSウイルス感染症の拡大に警戒を呼びかけている。

RSウイルス感染症は気道感染症の一種で、健康な子どもと大人は発熱、鼻水などの症状が数日続き、多くは通常の風邪と大差ない軽症で済む。しかし、早産児や生後12カ月以下の乳幼児、心臓や肺に基礎疾患がある人、神経・筋疾患や免疫不全の基礎疾患を有する人の場合、感染すると気管支炎・肺炎など重症化の原因になる可能性があり、死に至ることもあるという。

タイでは雨季をピークに感染拡大する傾向にあり、有効なワクチンや治療薬がないことから、対症療法が主となっている。対策としては手洗い・消毒・マスク着用が挙げられる。また、子どもに呼吸困難、嘔吐するほどの咳などの症状を確認した場合は、なるべく早く医師に相談してほしいという。

なお、今年の全国感染者数は公開されていないが、現時点では東北部ナコーンラーチャシーマー県の乳幼児が1人、RSウイルス感染症で死亡したことが確認されている。

(13日=カオソッド)
https://www.khaosod.co.th/special-stories/news_7262396

 
 

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