VOL.59 アイスクリーム ブランド力 VS 全年齢対象

1年中暑いタイでは、老若男女を問わず人気があるアイスクリーム。約165億バーツとされるアイスクリーム市場は、マス(大衆向け)市場、プレミアム市場、スーパープレミアム市場の3つに分かれています。うちマス市場は約95億バーツと全体の約6割を占めていて、「Wall’s」が1位。2位には「Nestlé」が続いています。 1位のWall’sは、世界有数の食品・日用品メーカー「ユニリーバ」のアイスクリーム部門。1989年にタイへ進出し、シェア60%を占めています。バータイプやコーンタイプ、チョコレートやバニラ、フルーツ味と、充実のラインアップを揃えています。 一方、2位の「Nestlé」は、1993年にタイへ進出し、シェアは15%。スイカやパンダの形をしたアイスや、Wall’sにはないチョコミント味など、子どもから若者、大人まで、あらゆる年齢層に対応したバラエティ豊かな商品を提供しています。

PROFILE:Wall’s

1989年にタイへ進出。Unilever Thai Trading Ltd. が運営。代表的な商品は、MagnumやCornetto、Paddle Popなど。販売価格は10〜50B。

PROFILE:Nestlé

1993年にタイへ進出。 Nestlé (Thai) Ltd. が運営。代表的な商品は、EskimoやMilo、Kit Katなど。販売価格は10〜50B。

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