【バンコクハイジーン】VOL.47 : テフ

常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。


 

「次に来るスーパーフードは何か?」と、世界の健康マニアたちは、各地でスーパーフードを日々探し続けています。その中でも、以前お伝えしたキヌアに続く有力候補が「テフ」という植物です。
イネ科スズメガヤ属のテフは、そのほとんどが乾燥高地のアフリカ・エチオピアで栽培されています。エチオピアでは「インジェラ」という乳酸菌で発酵させたパンケーキのような主食の材料に、テフを使います。
インジェラを肉や野菜の煮込み料理と一緒に食べるのがエチオピア料理で、このインジェラには酸味があるのが特徴です。
テフは、小麦や大豆に比べて、鉄分が2倍〜3倍豊富なので、特に女性にオススメ。また、たんぱく質、カリウム、必須アミノ酸もほかの雑穀より多くて、グルテンフリーの食材です。
次世代スーパーフードのテフですが、エチオピアは慢性的に飢饉に悩む国のため、国民の主食であるテフを守るように国外輸出に規制がかかっています。
調べたところ、日本ではまだテフは手に入らないようですが、バンコクでは大手スーパーで購入可能。オーストラリアなどでテフの栽培が始まっているので、そちらの流通経路から来ているのではないかと思われます。
テフを小麦の代わりに使えば、パンケーキなども栄養豊富な一品に変身。また、多国籍料理の楽しめるバンコクには、このスーパーフードのテフを使ったエチオピア料理が食べられるレストランもありますので、ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか?

This is what you want, for live long

 

【Profile】

クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦

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