“ミィ” 泰のビジネスを学ぶ BNK48大久保美織の挑戦

今週の疑問

どうしてタイには日本の会社が多いの?

長谷場:突然ですが、タイでエアコンはどのくらい普及しているか知っていますか?

ミィ:えええええ。こんなにも暑いんですから、1部屋に1台ですよね?

長谷場:ブ〜(笑)実は、まだ3割くらいしか普及していないんです。バンコクの都心にいると信じられませんよね。ハズレたので、他の普及率は自分で調べてみてください。

ミィ:え〜、キビシー。

ミィ:調べてみたら、だいぶ想像と違いました。

長谷場:勉強になったでしょ? さて、タイの家電製品の需要は、毎年二桁台で伸びています。テレビやエアコンの売れ行きも好調です。新型家電と呼ばれるドラム式洗濯機やハードドライブビデオも増えています。これは、国民所得が増加している現れですね。

つまり、自動車産業や家電産業が成長すれば、自ずと働いている人たちの給与も上がり、生活も豊かになっているということです。国が産業発展を目指すというのは、国民を豊かにするためなんですね。

ミィ:うーん、勉強になります。でも、不思議なのがバンコクにはWi-Fi環境も整っていますし、これも地方に行くとインターネットが使えないといった状況なんですか?

長谷場:これも、タイ政府が進める都市と地方の格差是正として取り組んでいます。地方テレビ局をどんどん開局し、通信網も拡充させるなど、重要な国策として進んでいます。バンコクでは、携帯電話の4G回線が当たり前になるなか、2Gや3G回線を地方のインターネット回線に割り当てるなど、急ピッチで格差是正を行っています。

ミィ:そういえば、パソコンよりもスマートフォンの普及のほうが早いと聞いたことがあります。友達もパソコンは持っていないけど、スマホは持ってます。

長谷場:日本では、電話、ファクス、パソコン、インターネット、携帯電話のiモード、スマホと少しずつ、変化してきました。ただ、タイは日本のような段階的な発展ではなく、階段を2段も3段も抜かすことで、急激に利便性が向上している国です。自ずと、それらの高度な電気通信機器に使われるIC部品の多くも造られています。

—次週に続く

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