7時間遅延の車内で猫が暴走
猛暑下のストレス原因か、飼い主負傷

©警察ラジオ(FM91)

猛暑の列車内で猫がパニック

バンコク発ヤラー行きのタイ国鉄南部線。
猛暑に見舞われた車内で、運行が7時間も遅延するという最悪の状況下、「飼い猫の暴走事件」が発生した。

SNSで拡散された衝撃的な現場写真は、事態の異常さを如実に物語っている。

発端となったのは、乗客が透明なキャリーバッグに入れて持ち込んでいた一匹の猫だ。

ビニールハウスのような密閉空間で長時間、逃げ場のない酷暑に晒され続けたことで、猫のストレスは限界を突破。

我慢の限界を超えた猫はバッグから外へと飛び出し、パニック状態で車内を縦横無尽に駆け回り、必死に制止しようとした飼い主に対し、猫は野生の牙を剥き出しにして襲いかかったという。

執拗に噛みつかれた飼い主は出血し、車内の床や座席には生々しい血痕が散乱。
平穏だった車内は一転して騒然とした。

そこへ、居合わせた勇気ある男性客3人が決死の加勢。

激しく抵抗する猫と格闘すること20分余り、ようやく取り押さえてバッグへと戻した。

その後、飼い主と猫は無事に目的地へ到着。
鉄道側の発表では遅延の主因が動物ではないと改めて強調している。

獣医師ら専門家は、猛暑という過酷な環境下で、長時間拘束された事が引き金だと警鐘を鳴らす。

現在、タイ国鉄でペット同伴が許されているのは、エアコンのない扇風機のみの2等・3等車両限定だ。

窓からの風だけが頼りの酷暑の車内では、人間以上に小動物への身体的負荷が跳ね上がる。

猛暑のタイ、公共交通機関におけるペット移動の安全管理の難しさと、水分補給や温度管理に対して徹底した配慮が必要だという教訓を物語っている。

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