©タイ国家放送通信委員会(NBTC)
電波の壁?バイクが一斉に沈黙
4月中旬、バンコクのラマ2世通りのガソリンスタンド付近で、ライダーたちをパニックに陥れる奇妙な現象が発生。
その場にいた100台規模のバイクのエンジンが一斉にかからなくなったのだ。
バッテリー上がりを疑い、焦燥に駆られる人々。
被害にあったのは、近づくとセンサーでロックが解除される「スマートキー」を搭載したモデル。
多くのライダー達は再始動を諦めて数百メートル先まで重い車体を押し歩くしかなかったが、一定の距離を離れると、魔法が解けたかのように急にエンジンがかかるようになったという。
この不可解な状況に、当初は怪奇現象を疑う声すら上がったほどだ。
その後、事態を重く見たタイ国家放送通信委員会(NBTC)の調査により、ついに「犯人」が特定された。
元凶は近隣ビルに設置された、メーカー不明のリモコン式ドアロック装置。
この機器が垂れ流していた強力な電波が、バイクのスマートキーと同じ周波数帯を激しくジャミング(電波妨害)していたのだ。
同じ周波数が混線したことで、本来、バイクとスマートキーの間で交わされるはずの認証通信が妨害され、車両側がキーの存在を認識できなくなったのではないかという。
NBTCは問題の装置に対し是正措置を講じるとともに、監視体制を強化する方針を示している。




