「妻が子どもに会わせてくれない」と嘆く父親
子どもに会いたいがゆえに起こした行動とは…

中央の男性(黄色いTシャツ)の救助を試みる救助隊
©POLICE TV

子を持つ親なら誰だって「我が子に会えるなら何だってやってやる」と躍起になるもの。

「どうしても自分の子どもに会いたい」そんな切ない理由から、ちょっとした騒動を起こした父親の話が話題を集めている。

 それは6月20日午後8時頃、バンコク都ウィパワディー・ランシット通りにあるBTSワット・サミアンナーリー駅の歩道橋(スカイウォーク)で発生。

現場では歩道橋によじ登り、車道に飛び降りようとする男性の姿が。さらに男性は「妻が子どもに会わせてくれないなら死ぬ!」としきりに叫んでいたという。

その後、通報を受けた地元警察やレスキュー隊らが現場へ駆けつけると、男性は高さ7mの場所から飛び降りようとしていたため、レスキュー隊などが道路を1車線のみ残して通行止めを行い、救助用のマットまで用意されたという。

 警察やレスキュー隊はもちろん、男性の妻もビデオコールから説得するも聞き入れてはくれず、押し問答が40分ほど続いた。いつ落下してもおかしくないという緊迫した状況が続く中、しびれを切らしたレスキュー隊員が男性を抱え込み、救助マットの上に落下し、最悪の事態は免れた結末となった。無事に保護された男性は警察署へ連れて行かれたといい、現在は落ち着きを取り戻している模様。

 その後、男性と子どもが会えたかどうかは分かっていない。

今回は「我が子に会いたい」がゆえに起こしてしまった騒動。幸いにも命を落とすことはなかったが、自分の行動で我が子を悲しませてしまうことだけは、今後しないでほしい。

 

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