某大学教授が麻薬密売容疑で逮捕
米人気ドラマ「ブレイキング・バッド」が現実に…

©ムアンコンケーン警察署

アメリカの人気ドラマ「ブレイキング・バッド」。肺がんで余命宣告を受けた高校の化学教師が、化学の知識を生かして麻薬精製に手を染め、やがて「麻薬王ハイゼンベルク」にのし上がるというストーリー。

最近、タイではこのドラマを彷彿とさせる事件が発生し、波紋が広がっている。

それは7月21日のこと。警察のおとり捜査が行われ、東北部コンケーン県にある某有名大学に勤務する理学部の教授が逮捕されたのだ。容疑はなんと“麻薬の密売”。警察の調べによれば、この教授は結晶型覚せい剤(アイス)の取引に関与していたことが判明し、自宅からは大量の薬物や取引相手との連絡に使われた端末が見つかったという。

これにて一件落着かと思いきや、そこに待ったがかかる。昨年、とある若い男性が薬物を過剰摂取し、錯乱状態に陥った末に自死するという事件があったのだが、なんとこの事件に同教授が関与していたことが明らかに。亡くなった男性とはパートナー関係にあったといい、教授が男性に薬物を渡していたとみられる。

事件発覚後、地元メディアでは「タイ版ブレイキング・バッド」などと報じられ注目を集めているが、教育界や市民からは「教師という立場にある人間が社会に害をもたらす行為を行ったのは許しがたい」といった厳しい批判の声が殺到。
また、同大学も緊急記者会見を開き、関係者への処分と再発防止に全力を尽くすと表明した。

ドラマの中では裏社会に君臨する“麻薬王”になれても、現実はそう甘いものではない。ドラマであろうと現実であろうと、「麻薬では誰も幸せにならない」ということを忘れてはいけない。

 

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