赤やピンク、オレンジ色の火の玉が、音も立てずに静かに夜空へと舞い上がる。
多い年には500個以上観測されることも
©タイ国政府観光庁
多い年には500個以上観測されることも
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陰暦の11月の満月の夜、ノーンカーイ県およびその周辺地域では「バンファイ・パヤナーク」という不思議なお祭りが開催されます。今年は10月7日がその日にあたり、メコン川の川面から“火の玉”が打ち上がる神秘的な現象を目撃することができます。
人々の信仰を目の当たりにする幻想的な一夜
この日は「オークパンサー(出安居)」と呼ばれ、僧侶たちが3か月間の修行を終えて正式に外出が許される、タイ仏教上、特別な意味を持つ日でもあります。祭りの名前にもある「ナーク」は蛇神・ナーガを指しており、タイにおけるナーガ信仰の中心地はまさに東北部のメコン川流域。
出安居には、僧侶たちのためにブッダが地上に降りてくるとされ、メコン川に棲むナーガ神もその降臨を祝福して火の玉を放っているのだと信じられています。
メタン窒素ガスが自然発光しているという説や花火のようなものが人為的に打ち上げられているという意見もありますが、いずれも決定的な証明には至っていません。
人々の信仰を目の当たりにする幻想的な一夜、機会がある方はぜひご自身で見て体感してみてはいかがでしょうか。
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