【フィリピン】首都地下鉄の開業、3年遅れて25年に

【亜州ビジネス編集部】

マニラ首都圏の地下鉄計画について、トゥガテ運輸相は、先行区間3駅の開業時期が当初予定より3年遅れて2025年にずれ込む見通しを明らかにした。新型コロナウイルスの流行で工事が遅れている。全面開業は27年を見込む。マニラブレティンが19日付で伝えた。

ドゥテルテ政権の目玉政策で、当初は大統領任期中の22年2月に先行区間の3駅を開業させる予定だった。全線開業は25年を予定していた。先月時点の工事の進ちょく率は30%。同相は「新型コロナがなければ今年中に部分開業できた」と語った。

フィリピン初の地下鉄として円借款で整備される。首都圏を南北に結ぶもので、総延長36キロメートルの区間に17駅を整備。先行区間6.9キロメートルの設計・建設は、清水建設の共同事業体(JV)が受注した。また、車両は住友商事と総合車両製作所のJVが、軌道や信号・通信設備、自動改札機などの鉄道システムは三菱商事が納入する。


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