【フィリピン】日立、南北通勤鉄道のシステム・線路を受注

【亜州ビジネス編集部】

日立製作所は17日、マニラ首都圏と郊外を結ぶ南北通勤鉄道の延伸事業で、鉄道システムと軌道工事を運輸省から受注したと発表した。

パッケージ「CP04」と呼ばれる工区で受注額は1140億円。マニラ市ソリスと首都北郊のブラカン州マロロスを結ぶ35キロメートルの区間で信号システム、車両基地用機器、料金徴収システムなどの整備や線路の敷設を進める。

日立は傘下の日立レールを通じて受注した。

信号システムは「欧州列車制御システム(ETCS)レベル2」と呼ばれるものを導入する。効率的な運転を可能にしてエネルギー消費を抑えるほか、安全性も高められるという。

事業は円借款で行われ、同区間には9駅が設けられる。南北通勤鉄道の全長は147キロメートルで、首都南郊のラグナ州カランバと北郊のクラーク国際空港を結ぶ。


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