【亜州ビジネス編集部】
出光興産は19日、アスファルト製造販売の地場ブラッケムと合弁で、首都圏セランゴール州に高機能アスファルトの販売会社を設立したと発表した。マレーシアでは道路舗装の高耐久化や環境負荷低減の動きが広がっており、重い車両の往来などにも耐えられる高機能アスファルトの需要取り込みを図る。
合弁会社の出光ブラッケムを設立した。出光興産は、マレーシア向けに高機能アスファルトを開発。現地での舗装試験で高速道路の事業者から耐久性や費用対効果の良さについて高い評価を得たという。
合弁会社では、出光が日本で培った製造・マーケティングのノウハウを提供し、ブラッケムがマレーシアでの製造・供給を支援する役割を担う。
ブラッケムは、マレーシアなど東南アジアでアスファルトやベースオイル、ゴム加工油など石油関連製品の製造販売を手掛けている。