【タイ】農業機械の緑産、中部ロッブリーに酪農場建設

【亜州ビジネス編集部】

環境・農業機械の緑産(本社:相模原市中央区)は、中部ロッブリー県で酪農場の建設を開始したと発表した。搾乳牛360頭を飼育し、最終的に乳製品の加工工場も建設する計画。タイで初めて日本の主要な飼養技術で運営される酪農場になるとしている。

現地法人の緑産アジアが先月に起工式を行った。10万平方メートルの敷地に「RSAキャッスルファーム」を設ける。第1期では来年1月までに搾乳牛舎や育成牛舎、飼料庫などを完成させる計画。第2期では来年6月までに事務所棟などを建設する。第1~2期の投資額は3億5000万バーツ。第3期に乳製品の加工工場を設ける。

施設では資源循環を重視し、日本の緑産が手掛ける資源循環関連の施設・機材を使用する。暑熱対策などの課題に取り組む「チャレンジ牧場」として、実証モデルの役割も担うとしている。

建設では、萩原建設工業(本社:北海道帯広市)が農業・畜産関連施設の施工実績と経験を生かし、コンストラクションマネジメント(CM)業務と技術支援を行う。萩原建設の海外事業は、昨年にカンボジアで手掛けたサッカー場(当初の収容人数2000人)建設のCM業務に次ぐ2件目となる。


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