【亜州ビジネス編集部】
YKKは18日、南部ドンナイ省のニョンチャック第3工業団地のファスナー工場を増築すると発表した。第3期として8360万米ドルを投じ、9万9900平方メートルの建屋を新たに建設する。生産量と開発機能を増強し、東南アジアでの技術の中核拠点としての強化を図る。
現地法人のYKKベトナムが既存工場棟に隣接する形で新棟を建設する。新棟では自動化を駆使するほか設計段階から環境にも配慮。世界大手ブランドをはじめとした顧客のさまざまな要望に応じた商品の供給体制を構築する。
同現法は1998年設立。省内のアマタシティー・ビエンホア工業団地と、北部ハナム省のドンバン第3工業団地内にも工場を構えている。