【亜州ビジネス編集部】
神戸製鋼所は25日、サラワク州でバイオマス燃料の生産を検討すると発表した。現地で林業・アブラヤシ農園を手掛けるサムリン・ストラテジックと提携し、石炭の代替燃料となる「ブラックペレット」の生産設備を建設したい考え。製鉄工程で使用し、脱炭素に貢献する。
18日に基本合意書(LOI)を交わした。今後は今年末まで事業化調査(FS)を進め、早ければ来年に最初の生産設備を着工する方針。当初の年産能力は30万トンを想定し、将来は100万トンへの拡大を目指す。現地に豊富な木質資源を活用する。
ブラックペレットは世界的に供給が不足し、安定的な調達には新たなサプライチェーン(供給網)の構築が必要という。神戸製鋼は今年5月、生産技術を持つUBE三菱セメントと事業化検討を進めることも発表している。一方、サムリンは神戸製鋼との事業も含め、年200万トンのブラックペレット生産を目指すと表明した。




