【タイ】パナが基板材料の工場新棟建設、AIサーバー向け

【亜州ビジネス編集部】

パナソニックホールディングスは12日、中部アユタヤ県の工場に170億円を投じて新棟を建設すると発表した。AI(人工知能)サーバーなどに使われる多層基板材料「メグトロン」を生産し、高成長を見込める東南アジア市場に供給する。

現地法人のパナソニックマニュファクチャリングアユタヤを通じて、延べ床面積1万9400平方メートルの新棟を設ける。2027年11月に稼働を開始し、28年度中に量産体制を構築する計画。タイに新たな生産拠点を設けることで、同材料の世界全体での生産体制を強化する。25年度からの5年間で全社の生産能力を2倍に引き上げる。

メグトロンは電気信号の劣化を抑えられるといった特長があるという。生成AI技術の普及拡大で通信データ量が飛躍的に増え、情報通信インフラ機器の高速・大容量化が求められる中、同材料の需要も拡大すると見込む。

同現地法人は1994年設立。ロジャナ工業団地に工場を構え、プラスチック成形材料や半導体封止材料、電子回路基板材料を生産している。


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