【亜州ビジネス編集部】
バルブメーカーのキッツは6日、首都東部の工場敷地内に新棟を建設すると発表した。投資額は1億7500万バーツ(約8億円)。データセンター(DC)向けのバタフライバルブの生産能力を増強する。各国でデータセンターの建設が活発化する中、冷却設備などに使われる同バルブの需要増への対応を迅速化するほか、内製化の拡大でコスト削減を図る。
新棟は建屋面積4650平方メートルで、来年下半期の稼働開始を予定。現地法人のキッツタイランドがサムットプラカン県の工場内に設ける。同法人は1988年設立。青銅・黄銅製バルブとバタフライバルブを生産販売している。
キッツは東南アジアでベトナム北部にも工場を持ち、昨年にステンレス鋼製バルブの生産を開始。敷地内にはさらに、半導体装置向けの高純度ガス対応バルブを生産する新たな工場棟も設ける。





