【亜州ビジネス編集部】
王子ホールディングスは7日、南部ドンナイ省に液体紙容器工場を建設すると発表した。投資額は約160億円。2028年3月ごろに稼働を開始し、東南アジアや近隣地域の市場を開拓する。
アマタシティー・ロンタイン工業団地の敷地5万7000平方メートルに建設する。同社の液体紙容器事業では、2023年5月に買収したイタリア企業のIPIを起点に欧州やアフリカ、中南米で販売を拡大してきた。新たにベトナムに生産拠点を構えることで、市場成長が著しい東南アジアで販売拡大を図る。
王子HDはベトナムでは複数の生産拠点を構えており、段ボールや紙器などを製造している。昨年には、封筒・袋製造のイムラ(本社:大阪市中央区)と共同で紙包装メーカーの地場ソンラム・トレーディング&パッケージングプロダクションを買収した。





