【亜州ビジネス編集部】
クボタと東京ガス、温室効果ガス削減事業のクレアトゥラ(本社:東京都港区)の3社は5日、ルソン島北部のパンガシナン州で実証を進めていた水田由来のメタンガスの排出削減事業を本格事業化すると発表した。共同実証の期間中に多くの現地農家の参画を得ることができたことから、今後は対象面積をさらに拡大する。
3社は2023年9月に共同実証を開始。水田から水を一時的に抜いて土壌を乾燥させる管理作業「中干し」を各農家に導入し、土中メタンガスの発生量削減に取り組んでいる。クボタの農業分野、東京ガスとクレアトゥラのカーボンクレジット(排出枠)分野に関する知見を組み合わせることで、排出枠を創出。収益の一部は現地に還元する。
現在は約1万軒の農家が参加し、総面積140平方キロメートルの水田で実施。日本の環境省の二国間クレジット制度(JCM)に採択されている農業分野の事業としては、東南アジアで最大規模となっているという。今後は29年までに水田面積を400平方キロメートルまで拡大させる。




