【タイ】マレーシア国境までの鉄道複線延伸、閣議で承認

【亜州ビジネス編集部】

政府は1日の閣議で、タイ国鉄(SRT)南部路線の新たな複線化事業を承認した。南部のチュンポンとマレーシア国境のパダンベサール間を複線化するもので、予算は1067億9832万バーツ。バンコク~チュンポーン間の複線化を2024年までに終えており、複線路線を延伸する。交通網の強化によって地域経済を活性化させる狙い。

3区間に分けて実施する。各区間の予算と期間は、◆チュンポーン~スラタニー=368億9232万バーツ、2026~32年度(25年10月~32年9月)◆スラタニー~ハジャイ=615億3455万バーツ、26~33年度◆ハジャイ~パダンベサール=83億7145万バーツ、26~31年度――。

中東紛争を背景とする原燃料費の高騰や、洪水対策の強化により、25年に閣議提案された当初案から予算を182億5480万バーツ増やした。また、支線となるハジャイ~ソンクラー間の複線敷設は、予算と土地収用の問題があって今回は承認を見送った。

輸送効率の向上に向けて国鉄は全国で複線化を進めており、今回の閣議では北部や東北部の路線の複線化事業も原則承認された。ただ国鉄による旅客数と貨物量の予測が現状を反映していないとする国家経済社会開発委員会(NESDC)の指摘を受け、再調査後に改めて閣議検討することになった。


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