【フィリピン】常石グループ、セブ州の拠点で酸洗い工場稼働

【亜州ビジネス編集部】

常石グループは21日、セブ州の拠点に鋼管の表面処理を行う酸洗い工場を新設し、運用を開始したと発表した。メタノール燃料などの新燃料船に使うステンレス配管について、製作から酸洗いまでをフィリピン拠点で一貫して行える体制を構築した。リードタイムの短縮や供給の安定化を図る。

酸洗いは、溶接後に発生する酸化皮膜や汚れを除去し、耐食性を向上させる工程。常石造船の現地拠点に工場を設置し、常石鉄工が運営を担う。月間の処理能力はステンレス配管で60トン、工場全体で100トン。常石グループが造船事業で酸洗い設備を保有するのは初めてという。

フィリピン拠点ではこれまで、鋼管の酸洗いを現地業者へ外注。ステンレス配管は現地に対応業者がいないため、日本での加工、輸送に依存していた。新工場で作業を内製化することにより、新燃料船の建造効率が向上すると見込む。


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