【亜州ビジネス編集部】
パナソニックホールディングスは、タイ中部アユタヤ県の工場に370億円を投じて新棟を建設すると発表した。AI(人工知能)サーバーなどに使われる多層基板材料「メグトロン」の生産能力を増強し、東南アジアで拡大する需要を取り込む。インドネシアのバタム島や日本、中国江蘇省などでもAI関連事業の拡大を計画しており、タイの事業も含め総額920億円を投資する。
タイでは現地法人のパナソニックマニュファクチャリングアユタヤを通じて、ロジャナ工業団地の生産拠点に新棟を設ける。延べ床面積は3万6000平方メートルで、2029年4月の稼働開始を予定。今回の新棟はアユタヤ工場で同材料の第2期となり、第1期は来年11月にも稼働させる。
一方、インドネシアのバタム工場では、導電性高分子アルミ電解コンデンサー「SP-Cap」などの新棟を建設する。同製品は、AIサーバーに搭載されるGPU(画像処理半導体)などの電源回路で採用が拡大。京都府の工場と合わせて170億円を投資する。バタムでは来年5月の着工、29年4月の稼働開始を予定している。
中国では江蘇省蘇州市の工場を増強する。300億円を投じて新棟を建設し、メグトロンの生産体制を強化する。




