タイでよくある「詐欺話」
【タイ・バンコクの危険&詐欺2024】

タイでも様々な詐欺の話を耳にしますが、近年では電話やSNSはもちろん、ウェブサイトなど多種多様な手を使って仕掛けてきます。ベトナムやカンボジアに居るタイ人の詐欺集団によって行われることが多く、タイ国外のためになかなか捕まえるのが難しいようです。
最近ニュースになった手口を一部紹介するので、詐欺から身を守るために覚えておきましょう。

タイの危険・トラブル タイでよくある詐欺話


1 SMS(ショートメッセージサービス)

郵便局や政府機関、銀行、Shopee(通販サイト)などを装ってリンク先を送ってきます。送られてくるメッセージの内容は、例えば「お金を借りられます」「景品が当たりました」「空港に荷物が届いているので、お金を振り込んだら配達します」などです。

タイ語で送られてくるのがほとんどですが、リンク先をクリックしたら携帯電話がハッキングされるので注意が必要。IDカードやクレジットカード、本名、電話番号などの個人情報を入力するように誘導されたりもします。


2 振り込め詐欺電話

警察官や関税局員を名乗る者による振り込め詐欺の電話には要注意。「犯罪行為の疑いがあって、逮捕される可能性があるのでここにお金を振り込んでください」「間違えてあなたの銀行口座へ振り込んでしまったので返してください」といった電話がかかってきますが、絶対にお金を振り込んではいけません。

まず、警察官関係者や関税局員がそのような電話をかけてくることはありません。安易に個人情報を教えたり、メール等を送ったりせず、詐欺の可能性を疑って対応しましょう。


3 LINE(アカウント乗っ取り詐欺)

家族や友人になりすまして個人情報を聞き出し、LINEのアカウントを乗っ取られ、登録されている友人にWEBマネー等を送ってほしいというメッセージが勝手に送信されてしまう詐欺です。
乗っ取り被害を防止のためにパスワードの使いまわしをせず、定期的に変更することをおすすめします。


4 モバイルバンキング・QR決済

タイでは銀行のモバイルアプリやQRコード決済が急激に普及したことから、モバイルバンキングに関する詐欺が急増中。詐欺はあらゆる手段を使ってQRコードを読み込ませたり、偽サイトのURLを送ってきたりします。


モバイルバンキング詐欺が多発!

偽のリンク先やQRコードを送ってくるなど、モバイルバンキングを使った詐欺の手口は様々。詐欺だと疑わずにリンクへアクセスしたり、QRコードを読み込んでしまうと個人情報が抜き取られてしまうので、怪しいリンクやQRコードには絶対にアクセスしないでください。


差出人不明の支払い請求QRコード

偽の請求書が届き、紙面に記載されているQRコードをスキャンすると銀行口座のお金が引き出されてしまいます。身に覚えのない支払いや出所不明な請求書のQRコードはスキャンしないようにしましょう。


銀行の偽サイトに注意

某銀行のウェブサイトから預金残高証明を申請しようと口座情報や個人情報を入力したところ、口座から残高を引き出されてしまったということがありました。被害にあった人は、「検索エンジンの広告機能を使った偽サイトが本物のサイトと勘違い」してしまったそうです。偽サイトと気が付かない可能性があるので、サイトではなく各銀行アプリを利用しましょう。


銀行からのなりすましSMS

「銀行のアカウントに不審なログインがありました」「USDの取引がカードで行われた、取引をしていない場合は連絡してください」といった内容のSMSが送られてきます。タイの銀行からはURLリンク付きのメッセージは送られてこないので、このようなメッセージが届いてもリンクにアクセスしないでください。不安な場合は銀行のコールセンターへ問い合わせて確認しましょう。



5 リモート デスクトップのアプリ

「海外から送られて来たあなたの荷物に麻薬が入っているから、潔白を照明したければ指示に従ってください」などと、なにかしらの理由をつけて、リモート デスクトップのアプリをダウンロードさせようとする手口です。

リモート デスクトップとは遠隔で端末を共有・操作できるアプリのことで、ダウンロードして相手と連携してしまうと最後。スマホやPCの個人情報が取られるため、非常に危険な詐欺です。


6 オンラインショップ

オンラインショップから商品を購入する時は、販売店が信用できるかしっかり確認してください。偽物や中古のものが届いたり、お金を振り込んでも品物が届かない場合があります。Facebook内での購入は犯人の特定が難しく、警察の対応は遅くなるので気をつけましょう。

オンラインショップの詐欺には、以下のようなケースがあるので注意してください。
セールなどで大量に購入してしまい、何を注文したか忘れた人を狙ってきます。どこから送られてきたかは不明となっているのですが、送りつけられた人が「自分が注文したのかも」と思い込んで代金を払ってしまうのを狙った詐欺です。

被害を防ぐためには、注文内容を確認してから支払うようにしましょう。配達人が怪しければ、差出人をしっかり確認してください。確認できない場合は受け取りを拒否したほうが無難でしょう。




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