タイではアプリを使ってタクシーを配車するサービスの利用が急増。タクシーだけでなく、バイクや大人数用の大型車、運転代行なども手配することができます。なかでも在タイ日本人の利用が多いのが「Grabタクシー」。Grabはタクシーの配車のほか、食材・日用品やフードデリバリー、荷物の配達なども利用できる万能アプリ。一般のタクシーより料金は割高になりますが、乗車拒否や不当な請求は無いので安心して利用できます。
- Grabの登録方法
- Grabタクシーの利用方法
- ※タイのタクシー利用時の注意点
- Grabタクシーのメリット・デメリット
- Grabはタイ以外の国でも使える!
- Grabタクシートラブル対処法
- キャンセルの注意点
- Grabタクシーの車種
- GrabCar(グラブカー)
- GrabTaxi(グラブタクシー)
- JustGrab(ジャストグラブ)
- GrabBike(グラブバイク)
- GrabCar for Ladies(グラブカーフォーレディース)
- Grabcar Premium(グラブカープレミアム)
- その他の配車・運転代行アプリ
- 『Bolt』Grabよりも安い低料金が魅力!
- 『LINE TAXI』デリバリーアプリ「LINE MAN」内の配車サービス
- 『U Drink I Drive』もしものときに知っておくと便利な運転代行アプリ
Grabの登録方法
※すでにGrabを登録済みの方は、新たに登録する必要はありません。
1 アプリのダウンロード
まずは「Grab」アプリをダウンロードし、アプリを起動する。
New to Grab?Sign up!をタップして、登録に進む。
2 情報を入力
電話番号、メールアドレス、名前(ローマ字)を入力する。
3 6桁の認証番号を入力
登録した番号にSMSが届くので、メールに記載されている6桁の認証番号を入力する。登録が完了するとアプリが使用可能。
Grabタクシーの利用方法
1 「Transport」をタップする
2 行き先を決める
「Where to go」に行き先を入力するか、「Choose from Map」から行き先を選択する。
3 乗車場所の確認
乗車場所が確定したら、「Confirm Pick-Up」をタップする。
4 予約完了
車種と乗車料金を確認し、問題がなければ「Book GrabCar」をタップする。
乗車料金は現金、クレジットカード、GrabPay Walletのいずれかで支払う。
※クレジットカードは事前にアプリ内で登録する。Grabpay Walletは外国人の利用不可
※タイのタクシー利用時の注意点
- 事故や事件に繋がる恐れがあるのでタクシーの運転手とは絶対に揉めない(乗車料金のぼったくりや到着予定の場所から少し離れている場所で降ろされるなどやむを得ない場合は従ったほうが安全)
- 深夜の1人乗車は避ける
- 乗車拒否やぼったくり被害に遭わないためにも流しのタクシーはなるべく利用しない
- 目的地の場所を正確に伝えないと違う場所に行ってしまうこともあるので、住所や場所の名前はハッキリと伝える
- 支払い時にクレジットカードの利用を断られる場合があるので、現金を用意しておく必要がある
Grabタクシーのメリット・デメリット
アプリひとつでタクシーの配車予約ができるのは便利ですが、一方で私たち日本人には使い慣れない部分も多いはず。トラブルを避けるためにもGrabタクシーのメリットとデメリットを知っておくと安心です。
メリット
- 乗車場所、目的地を設定した上で配車するので、乗車拒否が少ない
- 当日以外の配車予約も可能(日付、時間指定も可能)
- 事前に乗車料金が分かるので、ぼったくりの心配がない(ただし、高速道路を使う場合は別途高速代がかかる)
- 乗車前に目的地が確定するので、乗車後にドライバーへの説明が不要(タイ語や英語が話せなくても問題なく乗車できる)
- 予約が確定した時点でドライバーの情報やナンバーが分かるのでトラブル回避にも繋がる(Grabドライバーは、利用者が5段階で評価しているので、評価の高いドライバーを選ぶのがおすすめ)
- 支払いにはGrabポイントを利用することができる
- チップ不要(現金で支払う場合、少額のおつりは返ってこないこともある)
デメリット
- 朝と夕方の渋滞時や大雨の日はタクシーが捕まりにくい(まれに乗車拒否がある)
- 予約が確定したのに、ドライバー側からキャンセルされることがある
- 自己都合でキャンセルする場合、キャンセル料を取られる
- 複数回キャンセルすると、一定時間(24時間)Grabが利用不可になる
- タイ語でのやり取りが多くて不便(アプリとチャットはタイ語もしくは英語対応)
- ドライバーから直接電話がかかってくる場合がある(タイ語ができない場合は、電話を受け取らずにチャットで返信するようにしましょう)
- 現金払いをする場合はおつりが出ないように少額のお金を用意しておく必要がある(500B札や1,000B札は嫌がられる場合がある)
Grabはタイ以外の国でも使える!
Grabはタイだけでなく東南アジアの一部の国で利用することができます。
タイで使っているGrabアプリをそのまま使えるので、旅行の際に大活躍です!
利用可能な国
- ベトナム
- カンボジア
- フィリピン
- マレーシア
- シンガポール
- インドネシア
Grabタクシートラブル対処法
アプリ内からコールセンターへの問い合わせが可能
Account>Help Centre>Find more helpにトラブル解決法の記載があります。
緊急のトラブルがあった場合はCall usからコールセンターへ連絡を。コールセンターのスタッフとはタイ語または英語での対応になります。
キャンセルの注意点
予約後5分以上経過した場合
ドライバー確定後、5分以上経ってからキャンセルするとキャンセル料がかかる(5分以内のキャンセルは無料)
10分以上ドライバーを待たせた場合
ドライバーが到着してから10分以上経過すると自動的にキャンセルされて、キャンセル料が発生する
※複数回キャンセルすると、一定時間(24時間)Grabを利用できなくなる
Grabタクシーの車種
バイクやワゴンなど車種も幅広く揃うGrabタクシー。その日の予定や待ち合わせ時間、行き先、人数など用途に合わせて自分に合った車種を選べるのも便利です。
※車種は一例です
GrabCar(グラブカー)
一般人がGrabのドライバーとして登録している車。女性ドライバーも多い。乗車料金は定額。
GrabTaxi(グラブタクシー)
Grabに登録している普通のタクシー。乗車料金はメーター+20バーツ(Booking Fee)。GrabCarより乗車料金は高い。
JustGrab(ジャストグラブ)
GrabCar、GrabTaxiを指定せずに予約する。乗車料金は事前に分かるが、到着するまでどちらのタクシーが来るかは分からない。
GrabBike(グラブバイク)
バイクタクシー(バイタクやモーターサイとも呼ばれる)は、渋滞の影響を受けにくく到着時間が早い。ドライバーはオレンジのベストを着用している。乗車料金は定額。
GrabCar for Ladies(グラブカーフォーレディース)
女性専用のタクシー。ドライバーは女性なので、女性1人での乗車や女性同士、親子も安心して利用できる。乗車料金は定額。
Grabcar Premium(グラブカープレミアム)
トヨタカムリやホンダアコードなどワンランク上の高級タクシー。通常のタクシーより乗車料金は高い。
その他の配車・運転代行アプリ
タイには「Grab」のほかにもタクシーの配車アプリや運転代行サービスのアプリがあります。アプリによって機能やサービスも異なるので、用途に合わせて使い分けてみるのもおすすめです。
配車アプリ
『Bolt』
Grabよりも安い低料金が魅力!
アプリの登録方法
- アプリを起動し、タイの携帯電話番号を入力
- SMSで送られてきた認証コードの入力とメールアドレスを登録
- 登録したアドレスにメールが届く。メール内にある「認証ボタン」を押す。最後に氏名(ローマ字)を入力し、登録完了
メリット
- 乗車料金が安い
デメリット
- 配車対応エリアがバンコク中心部とチェンマイ、パタヤなど主要エリアのみに限られている
当日以外の配車予約 | 不可 |
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支払い方法 | 現金、クレジットカード、デビットカード |
トラブル対処法 | アプリ内の「Support」から問い合わせ可能 |
配車アプリ
『LINE TAXI』
デリバリーアプリ「LINE MAN」内の配車サービス
アプリの登録方法
※App Storeでダウンロードする時に、「App入手不可能」と表示されることがあります。Apple IDの国または地域を「タイ」に変更すればダウンロード可能です。
自分のLINEアカウントから連携を許可すれば、「LINE MAN」の利用ができます
メリット
- 自分のLINEと連携して利用できるので、アカウント登録の必要がない
デメリット
- 配車対応エリアがバンコクおよび隣県の一部のみに限られている
当日以外の配車予約 | 不可 |
---|---|
支払い方法 | 現金、Rabbit LINE Pay |
トラブル対処法 | アプリ内の「Customer Support」から問い合わせ可能 |
運転代行アプリ
『U Drink I Drive』
もしものときに知っておくと便利な運転代行アプリ
アプリの登録方法
※アプリの登録にはメールアドレスとタイの携帯電話番号が必須
- アプリを起動し、タイの携帯電話番号を入力
- SMSで送られてきた認証コードの入力とメールアドレスを登録
- 登録したアドレスにメールが届く。メール内にある「認証ボタン」を押す。
- 最後に氏名(ローマ字)を入力し、登録完了
使い方
- 乗車位置と目的地を設定し、運転手を手配する
※希望する乗車時間の30分前までに予約を済ませておく必要がある - 予約後にドライバーの情報と予約内容の確認のSMSが届く
メリット
- タイの高級ホテルなどにサービスを提供している「リムジンエクスプレス」から派遣されたドライバーなので、運転技術やサービスのクオリティも安心
- 女性に限り、女性ドライバーを指定して予約することができる
- ドライバーはビデオカメラとGPS装置のついたヘッドセットを装着し運転する。運転データはリアルタイムで本部に送られ、運転状況をモニタリングしているので安全対策もばっちり
デメリット
- 料金がやや高い(はじめの5km走行で500バーツ、以降1km進むごとに50バーツずつ増える)
当日以外の配車予約 | 可能 |
---|---|
支払い方法 | 現金、クレジットカード |
トラブル対処法 | 公式サイトの問い合わせフォーム(https://www.udrinkidrive.co.th/?lang=en) またはコールセンター(091-080-9108)へ問い合わせする |