©タイ国立公園・野生動物・植物保全局(DNP)
9月18日、北部チェンマイ県の住宅街で、野生動物の鳴き声による騒音や安全上の危険を訴える住民からの通報を受け、警察や野生動物保全当局などが住宅への立ち入り検査を実施した。
建物1階のホールでは、中国人3人とともにいた生後2〜3カ月の雌のライオンの子ども1頭が発見された。確認の結果、ライオンには個体識別用のマイクロチップが埋め込まれておらず、合法的な所有証明書類も存在しなかった。ライオンは後にチェンマイ・ナイトサファリで一時保護された。
また、建物の上層階に対する捜索では、行政へ無届けのまま日割り宿泊を提供する違法ホテルとして改築・運営されている実態が判明。現場には正規の観光ビザで入国した中国人観光客8人が滞在していたが、施設は外部から遮断された空間で特定の外国人客のみの出入りを許可する閉鎖的な運用がなされていた。
この営業は自治体からのホテル事業許可を得ておらず、公衆衛生法にも抵触する不法行為であったという。警察当局は、建物の所有者である中国国籍の女性(40歳)を拘束し、無許可での管理対象野生動物の所持、無許可のホテル経営など容疑で立件。
今後はライオンの密輸・調達ルートをさかのぼって特定するとともに、資金の流れを追跡していわゆる中国系不法資本グループとの接点について拡大捜査を進める方針である。
(9月18日=マティション)











