タイの出生率が著しく低下
保健省が少子化緊急対策

タイ保健省は10月30日、2022年の出産数が50万人を割って約48万人となったことを発表した。死亡数の約55万人より約6万5千人下回ったことで、タイの出産率が「危機的」だと述べている。1963年〜1983年の出生数は年間100万人を超えていた。

また合計特殊出生率(女性1人が生涯に産む子どもの人数)は、1993年から人口置換水準の2.1を切っている。2022年では、南部ヤラー県の1県だけが全国で2.27と水準を上回った。この現状が継続すれば60年後にタイの人口は3300万人に半減するとの予想がされている。

同省はこの問題を重く見ており、1県に最低1カ所の出産専門クリニックを年内に設立するとのこと。今後の出産・育児支援政策のために、少子化問題を国家的議題(National Agenda)へ進めていくと発表した。

(10月30日=タイPBS)
https://www.thaipbs.or.th/news/content/333350

 

 

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