タイの古典舞踏劇「コーン」

400年以上にわたって受け継がれてきたタイの古典舞踊劇のひとつで、ラッタナコーシン(チャックリー王朝)初期の時代に確立したといわれています。

コーンの演目はインドの壮大な叙事詩「ラーマーヤナ」をベースに、タイで独自に編纂された「ラーマキエン物語」のエピソードを上映。

演者は「フアコーン(コーンの頭という意味)」とよばれる仮面を被り、頭からつま先まできらびやかな衣装を身につけます。

また、繊細な指の動きや足踏みを中心とした手足の動きが特徴で、伝統楽器や声楽(詩吟)にあわせてストーリーが展開していきます。

故シリキット王太后もコーンの復興に尽力

今でこそタイの伝統芸能としての立ち位置を確立したコーンですが、2000年代前半までは大衆に知られる存在ではなかったそう。

2003年にシリキット王太后(当時は王妃)はコーンを観劇した際、この文化を復興させるために民芸支援財団「SUPPORT(略称)」からの出資を決意。

「誰も見てくれないなら、私が見る」と絶滅の危機にあったコーンの復興を後押し、2018年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。

※SUPPORT(略称)はシリキット王太后が主導して1976年に設立された民芸支援財団

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