日本からペットを連れていく場合、渡航前にタイ国内の不動産会社に問い合わせて、あらかじめ住居を契約しておく必要があります。現地到着後すぐに新生活を始められるように、細やかなサポートをしてくれる日本語対応の会社や日系の不動産会社を選ぶとより安心できるでしょう。
在タイ日本人が多く住むスクンビットエリアには、「アパート」「サービスアパート」「コンドミニアム」といった集合住宅が点在していますが、「ペットが飼える物件」は限られています。人気物件の場合、空室待ちも珍しくないので赴任・移住が決まったら早めに不動産会社へ相談しましょう。また「ペット可」の物件であっても、実際には「犬は小型・中型犬のみ」「猫は不可」など物件ごとにルールを設けている場合があります。入居後のトラブルを避けるためにも、事前に不動産会社にペットの情報を伝え、家主側に確認してもらってください。
- 「ペット可物件」のチェックポイント
- 入居可能なペットの種類とサイズ
- 飼育ルール
- ドッグランなど敷地内の遊び場の有無
- 動物病院へのアクセス
- ペット同伴で行ける周辺施設の有無
- ペットに対するデポジットと退去時の補修費
- スクンビットエリアのペット可物件リスト
- AP SUITES SUKHUMVIT 33
- GM SERVICED APARTMENT
- GRAND MERCURE BANGKOK ASOKE RESIDENCE
- MARRIOTT EXECUTIVE APARTMENTS SATHORN VISTA
- OAKWOOD SUITES BANGKOK
- THE RESIDENCE @61
- まだある! 人気のペット可物件
「ペット可物件」のチェックポイント
入居可能なペットの種類とサイズ
ひと口に「ペット可物件」といっても、ペットの種類(犬や猫)や大きさ(体重)により入居できる条件はさまざま。犬の場合、小型犬〜中型犬までを許可している物件がほとんどですが、最近では大型犬の飼育が可能な物件も増えてきています。
また、小鳥やハムスターなどカゴに入れて飼育するペットでもオーナーや物件によって許可されないケースも。いずれにしても、ペットを連れて行く場合は、事前にオーナーや不動産会社に確認しましょう。
飼育ルール
ペット可物件であっても「エレベーターなどの共用スペースを歩かせてはいけない」「部屋(自室)以外はリードの着用が必須」「ペットを飼える部屋やフロアが限定されている」など、物件の飼育ルールも事前に確認しておく必要があります。
たとえ「ペット可物件」であっても、他の入居者やオーナー等に迷惑がかからないように、最低限のマナーは守るようにしましょう。
ドッグランなど敷地内の遊び場の有無
バンコク都内の公園はいずれもペットの入園が禁止されており、のびのびと自由に遊べたり散歩できる場所が思いのほか少ないのが現状です。このため、緑や芝生のある中庭、ドッグランといった設備の充実度も物件選びの大きな決め手になります。
動物病院へのアクセス
日本とは異なる気候や新しい生活環境の中で、ペットが体調を崩してしまうケースも珍しくありません。いざという時に頼れる動物病院が近くにあるか、事前に調べておきましょう。スクンビット界隈には英語・日本語対応や24時間診察可能な動物病院がいくつかあり、トリミングやしつけ相談なども対応しています。
ペット同伴で行ける周辺施設の有無
家族で出かける時や買い物など、ペットを部屋に残して出かけるのは心配になことも多いはず。バンコク都内にはショッピングモールやデパートがたくさんありますが、ペット同伴で入れないお店もあるのでリサーチが必要です。
スクンビットエリアで敷地内をペットと一緒に歩けるショッピングモールは、K-Villege(ソイ26)、レインヒル(ソイ47)やJ-Avenue(ソイ55)、パークレーン(ソイ63)などがあります。また、ソイ49にあるドッグカフェ「HUNGRY PACK」にはドッグランや犬用のプールなど併設されており、在タイ日本人にも人気です。
ペットに対するデポジットと退去時の補修費
ペットと暮らす場合、室内の床や壁、家具などのダメージはどうしても避けられないもの。
修繕費用は入居時に支払うデポジット(ペットに対するデポジットやクリーニング費用等)でまかなわれ、差額が退去時に返金・請求されます。
その際に注意が必要なのは補償額の金額設定です。
この金額が設定されていない場合、退去時の原状回復に高額な費用が請求されるなどトラブルになる可能性もあるので、契約内容をよく確認しておく必要があります。
また、「ペット可物件」では通常よりもデポジットが高めに設定されていることがほとんどです。
スクンビットエリアのペット可物件リスト
AP SUITES SUKHUMVIT 33
タイのアパートメントとしては珍しく玄関に敷居があり、日本人好みの設備が喜ばれています。オーナーが優しいと不動産業界でも評判の物件ですが、めったに空室が出ないのが唯一の難点。猫と小型犬までを飼うことができ、2+1BR(170㎡)や3BR(200㎡)といった広めの部屋が特に人気です。
GM SERVICED APARTMENT
BTSアソーク駅とプロンポン駅の両駅を利用可能なサービスアパート。部屋は1BR(45〜56㎡)、2BR(95〜111㎡)、3BR(182〜278㎡)の3タイプで、シンプルな内装が評判。プールやジャグジー、フィットネスジム、ヨガルーム、キッズスペースなどファシリティも充実。ペットは、猫と小型〜大型犬の飼育が可能。共有スペースや敷地内もペット同伴可です。
GRAND MERCURE BANGKOK ASOKE RESIDENCE
BTSアソーク駅から徒歩圏内にある駅近物件。ペットは猫のほか、体長40cm程度までの中型犬も飼育可能です。部屋タイプは1BR(71〜96㎡)のみですが、広さ、間取り、天井の高さが異なる3タイプあります。全室バルコニー付き、バスルームはシャワーブースとバスタブ完備。
MARRIOTT EXECUTIVE APARTMENTS SATHORN VISTA
五つ星ホテルを展開するマリオットグループの高級レジデンス。32階建ての高層フロアからは都心の夜景を一望できます。ペットは猫と小型犬まで飼育可能。防音設備が整っているのも嬉しいポイントです。
OAKWOOD SUITES BANGKOK
サービスアパートとしては珍しいペット可の物件。朝食やルームサービス、ランドリーサービスなどオプションも充実。ペットは猫と小型犬まで飼育可能です(1匹につき10kg以下、2匹の場合合計体重15kg以下、入居時にペットデポジット15,000B・クリーニング費用の支払いあり)。
THE RESIDENCE @61
BTSエカマイ駅から徒歩圏内にあり、「ペット可能(小型犬OK)」「駅近」「サービスアパートメント」として人気の高い物件です。部屋はSTUDIO(38㎡)、1BR(52〜92㎡)、2BR(72㎡)の3タイプがあり、室内にはシャワー付きトイレやバスタブを完備。プールやフィットネスジム、ゴルフシミュレーター、キッズルームなどファシリティも充実しています。
まだある! 人気のペット可物件
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