バンコクの住宅街で男が自宅に放火
現場からM60機関銃や爆発物

©ThaiPoliceOfficial

9月25日午前9時27分頃、バンコク都バンプラット区の住宅街で、火災が発生し建物内に逃げ遅れた者がいるとの通報が入った。

近隣の消防・救助隊が消火および救出のため現場へ急行。しかし、隊員が敷地内へ入って救助活動を試みた際、住宅内部から連続して何発もの銃弾が撃ち込まれた。消防隊員らは危険を回避するため直ちに退避して周辺を警戒し、警察および特殊部隊へ緊急応援を要請した。

現場の調査・評価により、該当の住宅内には一般住居とは異なる危険な武器類が多数隠匿されていることが判明した。室内からはM60重機関銃2挺や大型拳銃デザートイーグルのほか、手榴弾などの爆発物が多数発見され、周辺地域全体に重大な危険が及ぶ極めて緊迫した状況となった。

午前11時29分頃に火勢は収まり煙のみとなったが、警察の特殊部隊や爆発物処理班(EOD)が現場一帯を封鎖して危険区域に指定する中、内部に立てこもっていた男が建物2階で拳銃で自ら命を絶ったことが確認された。

捜査の進展により、現場で死亡した男は退役高官軍人の息子であることが判明。事件の背景には立ち退きを巡るトラブルが浮上しており、男の妹が家族に無断で自宅を売却・担保に入れたことで裁判所から強制執行通知が貼られ、家族が退去を余儀なくされていた。

なお、男に薬物やアルコールの依存歴や精神疾患の既往歴はなく、自宅から発見された大量の軍事用兵器や爆発物について元軍人である父親は自身の所有を否定し入手経路も把握していないと供述した。

警察は父親から聴取を行うとともに、爆発物処理班や鑑識隊を現場に投入して規制線を張り、厳戒態勢の中で全容解明に向けた捜査を続けている。

(9月25日=タイラット)

 

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