イオン桜まつり 週刊ワイズ独占インタビュー「青木隆治」


4月27・28日の2日間に渡りステージに登場し、最も会場を盛り上げた青木隆治さん。
昨年デビュー20周年を迎え、エンターテイナーとして新たな一歩を踏み出した現在の心境とは。
週刊ワイズの独占インタビューでお届けします♪

イベント出演、お疲れ様でした!

こんな暑さの中、たくさんの方に来て頂けて本当に嬉しかったです! ステージから見た感じでは、9割は日本人の方だったと思います。僕のことを知っててくださる方もいたので、ノリが良くて、僕自身ライブを楽しめました。
今回のイベントに向けて、タイの方も知っていそうなアーティストの曲をメドレーにして準備してきました。普段のステージでも、親子3代で見に来てもらえるような構成を意識しているんですよ。おじいちゃん・おばあちゃんには美空ひばりさん、ご両親世代にはサザン、お子さんにはラルクとかね。あらゆる世代に親しまれる曲を歌わせてもらっています。
ライブ最後の1曲は僕のオリジナル曲「ねがい詩」でしたが、日本語で歌ってもつまんないと思って。タイ語に翻訳して歌いました。でも、今回は日本人の観客が多かったので、日本語で歌ったほうが良かったかなって(笑)。

タイの印象はいかがですか?

タイに来たのは、今年1月の「JAPAN EXPO」ぶりで、3カ月で2回も来られたことにご縁を感じています。これからも3カ月に1度のペースで呼んでほしいですね(笑)!
一番実感しているのは、タイ人の温かさが世界トップクラスだってこと。言葉は通じないけど大らかで、日本を好きでいてくれている人が多い印象です。一緒にステージを作っていく中で多少のトラブルがあっても、タイ人スタッフがピリピリしてる感じを出さずに接してくれるので、やりやすいんですよ。
僕は海町育ちなんで、暖かい気候が合ってるんでしょうね。あと、やっぱりタイ料理。どちらかと言えば、有名店よりも地元の人が集う屋台みたいなお店が好きなんです。前回来た時もカオマンガイ、トムヤムクン、蟹カレーなどひと通り頂きましたけど、どれも本当に旨くて!「すべてがハマる国だな」って感じました。

海外のライブで意識していることは?

当たり前ですけど、海外の方は僕のことを知らないので「お前は何者だ?」っていうところから始まるんです。だから、いろんな声を使い分けて歌うことで、観客をビックリさせたいし印象を残したい。僕はステージと客席の距離感がすごく大事だと思っているので、ただ歌っているだけじゃなく、いかに距離感を埋められるかを常に意識しています。
海外では、現地の言葉や人気の歌も組み込むようにしています。本当は「桜まつり」でもタイのタレントさんの歌まねをできたら良かったんですけど、間に合わなくて(笑)。次回までにマスターしてきますね!

海外での活動を増やすと伺いました

そうですね、日本だけではなくて、新しいことにどんどん挑戦していきたい気持ちが強くて。
おかげ様で、去年デビュー20周年を迎えることができました。そのとき、「僕が20年間で成し遂げてきたものってなんだろう、やり残したことがあるんじゃないかな」ってふっと頭を過ったんです。それで、一度“僕の中の原点”に帰ってみようって。
僕の原点はやっぱり歌なんですよ。それで、どうせ歌うならアメリカ行っちゃえって。ちょうど運が味方してくれて、念願の「アポロ・シアター」のステージに立つことができました。
帰国後に自分の気持ちを周囲に相談して。そこから海外のお話を頂けるようになりました。

活動拠点を海外に移す可能性も?

日本でこれまでやってきたことを、捨てちゃいけないと思ってるんです。「歌まね」っていう文化を伝えていく使命感のようなものもあるし、みなさんに応援して頂いた恩も返したい。とくに美空ひばりさんの歌は、絶対に後世に歌い継いでいきたいと思っています。でも、それはそれとして、海外でも活躍したいという想いはあります。たとえば、名前を変えて、オリジナル曲を歌うシンガーとして活動してもいいのかなんて。
やっぱり「アポロ・シアター」の舞台に立てたことは、一番の転機になりましたね。グシャッと鼻をへし折られましたよ(笑)。日本とのギャップ、エンターテインメント性、完成度の高さ、すべてが異次元。だから、まずはアジアを中心に世界に向けて活動の幅を広げていく予定です。もちろん、タイも視野に入ってます。
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表現者として、いろんな顔があっていい

青木さんにとって、表現者であることとは?

僕は歌まねでデビューしましたが、自分で詩を書いてオリジナル曲も歌います。歌手でも役者でも歌まねタレントでも、いろんな顔を持ってていいと思うんです。むしろ、一つに執着せずに活動することで、エンターテイナーとしてどんどん大きくなっていけるなと。それこそコンビニみたいに、見てる方たちに好きなものを手にとって楽しんでもらえる存在になりたいです。

音楽ジャンルへのこだわりは?

とくにこだわりを持たず、演歌からロックまで良い曲は良いと思って聞いたり歌ったりしています。ご存じの方もいるかもしれませんが、僕の父親もものまねをやっているんです。(※父はツートン青木)。だから家にはものすごい量のカセットがあって、子どもの頃からそれを勝手に引っ張りだして聞いていました。当たり前のように音楽が身近にあり、いろんな曲がポンポンと入ってくる環境というか。僕のルーツはやっぱりそこなんですよ。オヤジの子どもじゃなければ、僕は歌手を目指さなかったでしょうね。

1曲のなかで歌声が混ざることはないのですか?

もちろんありますよ! オリジナル曲では自分の素の声で歌うわけですけども、こうやって歌ったほうが気持ちいいな、こういう聞かせ方をしたらハマるなっていうのを知っちゃってるんで。そうすると、高い声を出すとひばりさんが、低音ならラルクのハイドさんが入ったり(笑)。Aメロとサビで違う人の声で仕上がることがあります。
最初はすごく悩みましたけど、そんな歌い方も自分の武器として成立するじゃないかなって最近やっと思えるようになりました。いろんな声で歌って、「誰が歌ってるのかな」ってなって想像してもらえたらおもしろいなと。

読者の皆さんにメッセージをお願いします

「桜まつり」の2日間も、たくさんの方にステージを見に来て頂き、本当に感謝しています。今後は、3ヶ月ごろにタイに来ようかなと思ってるんで(笑)。みなさんに飽きられないように新しいものを作りながら、頑張って行きたいと思います。どうぞ応援をよろしくお願いします。次回はタイ人のモノマネも披露できるかも!

「桜まつり」ではヒット曲のものまねメドレーの他、自身のオリジナル曲「ねがい詩」を流暢なタイ語で熱唱。その歌声に誰もが耳を傾け、一緒に口ずさむ人々の姿も

青木隆治(あおきりゅうじ)

1981年、神奈川県生まれ。「七色の声を持つ奇跡ものまねアーティスト」と賞され、俳優やタレント、シンガーソングライターとして活躍。近年はタイやマレーシアなど海外のステージも精力的にこなす。

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