2月8日に行われた下院総選挙での相次ぐ不正疑惑
専門家からも「タイ史上最も汚い選挙」と揶揄される事態に

©警察ラジオ

保守派与党の大勝が確実となったタイ総選挙。
しかし、バンコクや東部チョンブリー県では開票作業の不正を疑う声が相次ぎ、抗議活動へと発展。

さらに今回の総選挙で大きく議席数を減らすこととなった「国民党(プラチャーチョン党、旧:前進党)」は、「公平性を欠いた選挙は容認できない」と主張し、投票の再集計・再選挙を求める事態となっている。

それだけでなく、今回の選挙結果が開票から一週間たっても発表されておらず、その裏では10以上の選挙区で投票集計時に不正が行われていたとして疑惑が浮上したのだ。

なかでも注目を集めたのが、現天然資源・環境省のスチャート大臣(タイの誇り党)が選挙区代表に当選したチョンブリー県第1選挙区。
投票箱には封印がなかった他、集計用紙がゴミ箱から見つかるなど数々の不自然な点が重なり、民衆らが猛抗議。選挙管理委員会に対し再集計を求めたのだが、「不正の証拠が確認できない」と回答し、再集計は叶わなかった。

この一件を皮切りに全国各所で選挙管理委員会への調査が実施され、その過程で重大な不正が発覚する。

今回の選挙で使用された投票用紙にはバーコードが記載されているのだが、このバーコードに問題があることが判明。このバーコードには投票者の識別できる暗号が記録されており、「誰が誰に投票にしたかが分かる」という“選挙の秘匿性”を脅かすものだったのだ。

これを受け議会オンブズマンが選挙管理委員会に正当な説明を求め、憲法に違反すると判断された場合、選挙自体が無効となり再選挙となる可能性もあるという。

タイの今後はどうなるのか?目が離せない状況が続いている。

 

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