新警察署に「行き止まり階段」
設計ミス…?ではなく侵入対策と釈明

©警察ラジオ(FM91)

巨額プロジェクトで設計ミス?

バンコクのスティサーン警察署で建設中の新庁舎。

総工費約1億3900万Bの巨額予算を投じた国家プロジェクトが、世間の嘲笑の的となっている。

近代的な外観とは裏腹に、完成が2年も遅れているこの施設。

3月28日、視察に訪れた元議員がSNSに投稿した1枚の写真が、瞬く間に大炎上を招くこととなった。

そこに写っていたのは、2階へと続くはずの階段を登り切った先が、厚い壁と天井で完全に塞がれ、どこにも繋がっていないという世にも奇妙な「行き止まり階段」の姿である。

ネット上では「設計ミスか」「税金の無駄だ」との批判が殺到。

魔法学校への隠し乗り場になぞらえ「ハリー・ポッターの『9と4分の3番線』に着想を得た近代建築だな」と揶揄する声まで飛び交う異様な事態に。

これに対し、国家警察本部は火消しに奔走。

説明によれば、これは欠陥ではなく、あくまで一時的な「防犯措置」だという。

正式な引き渡し前の建物にホームレスが侵入し、上階で損壊行為を働いたため、やむなく仮設の壁で通行を遮断したとの釈明である。

完成時には壁は撤去され、本来の階段として機能する予定だというが、世間の目は冷ややかだ。

防犯理由に理解を示す声がある一方、「新築庁舎に侵入を許す現場の管理体制自体が問題」との指摘も根強い。

今回の騒動は、単なる珍構造の話題を超え、公共工事の杜撰な遅延や管理能力を問う議論にまで発展した。

警察上層部は現在、2年に及ぶ工期遅延の経緯を含め、プロジェクト全体の精査を余儀なくされている。

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