30年前に購入したものの住んでいなかったタウンハウス。
そこで起こっていた常識はずれの出来事とは…

かつて自分で購入して、何かの都合で誰も住むことがなかった家。もしも、その家に自分が知らないうちに誰かが勝手に住んでいたら…そんなことはまず起こるわけがないというのが、日本の常識。ところがどっこい、ちょっと信じられないことがままあるのがタイなのである。

パットさん(仮称)は30年ほど前、都内にタウンハウスを購入。当初の数年間は手入れや掃除のためにその家に通っていたが、色々と事情があって住むことはなかった。最近では家を買ったことさえ忘れていて、見に行くこともまったくなくなっていたという。しかし、姪が結婚したことで家を購入していたことを思い出し、それを姪夫婦に譲ることにした。

そして10数年ぶりに家を見に行くと、とんでもないことが起こっている。なんと人が住んでいた。しかも建物は見事に改装され、駐車場まで造られている。慌てて調べてみると、改装したのは隣の建設会社。長期間誰も住んでいないので、購入したいとして所有者を探したが見つからず、「どうせ買うんだから改修しちゃってもいいよね」というマイペンライ精神で、5年ほど前から手を入れ始めたという。

でも、パットさんもさすがにこれには「非常識にもほどがある!」と憤慨。不法侵入、窃盗、器物破損などで建設会社を相手に訴訟を起こした。ところで、その家には姪夫婦を住ませるのですか?という記者の取材に対してパットさんは、「警察・裁判沙汰にもなったのでもう住ませたくない」と語っている。

ちなみにこの家、賭博場として使われているという噂があり、現在警察が調査中だという。

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