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東京五輪2020応援企画

  1. 暑い日が続いた東京も、10月半ばに近づくとかなり秋めいてきた。コオロギの羽の音色も、心なしか大きくなってきたような気がする。そんなふうに秋を感じるようになると、なんとなく恋しくなるのが灯火である。焚火や提灯、そしてハロウィンの月だけにキャンドルの揺らいだ炎もなかなか素敵だ。  さて、オリンピックの灯火といえば、やはり聖火だろう。そんなオリンピック聖火は、来年の3月12日にギリシャ古代オリンピア市聖火採火式をスタートし、3月20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着する予定。その後、石巻市から岩手県内を駆け抜け、福島県といった震災地をリレーして日本国内をくまなく巡ってから関東エリアへ。途中、いくつかのセレモニーを経て、国立競技場に到着することになっている。  あの震災から早9年目。東京オリンピック聖火には、“復興の火”という意味も込められている。
  2. リンピックの競技種目といえば、その回の開催国のお家芸である種目が注目されることが多い。だから「あれ?」とか「なんで?」と、採用となったり不採用となったりする種目について不思議に思うこともある。野球とソフトボールが競技種目から外された大会では、「え!」と思わず声に出してしまったが、アメリカ大陸やアジア以外では野球人口などたいしていないのだから、よく考えてみれば当然だったのかもしれない。  しかし、来年の東京オリンピックでは、空手、スケートボード、サーフィン、スポーツクライミングと共に、野球とソフトボールが追加種目として復活する。僕のような野球ファンにとっては嬉しい限りで、しかも会場となる球場は、僕の地元にある横浜スタジアムなのである。この球場のいいところは、まず屋根がないこと。また、急傾斜のすり鉢状のスタンド席から観戦するゲームの様子は、横浜スタジアム独特の臨場感がある。  あいにくチケットを手に入れることはできなかったが、きっと球場近くでパブリックビューも行われるだろうから、スタンドからあふれる歓声と共に侍ジャパンの活躍を楽しみたい。
  3. オリンピックの競技といえば、その多くが時間との闘いだ。陸上競技の走る種目や水泳はもちろんのこと、サッカーやラグビーといった球技でも、得点と共にゲームにおける時間経過が大きく勝敗を分けることがある。そんな時間を計測する時計は、オリンピック開催のたびに、世界を代表する時計メーカーが担っている。  来年の東京オリンピックのタイムキーパー役は、スイスの高級時計ブランドであるオメガが受け持つことになっている。そこで、7月24日に行われた「東京オリンピックカウントダウン」で、東京駅丸の内側の駅前広場にお目見えしたのが「カウントダウンクロック」。高さ約4メートル、幅約3.2メートル。重さはなんと3.5トンという大型のデジタル時計がそれだ。  来年の大会エンブレムと朝日が昇る様をモチーフにしたというモニュメントは、開会までの時を刻々と刻んでいる。普段から時間に追われるビジネスパーソンのメッカでもある丸の内で、オリンピックというスポーツの夢の祭典が花開くまでの時間を刻む。時が経つのは早いもの。オメガのデジタルカウンターがゼロを掲示するまで、感覚的にはそう時間を要しないことだろう。
  4. 東京オリンピックによる経済効果は、ある試算によると32兆円。日本の国家予算が約100兆円だから、その3分の1ほどをオリンピックが稼ぎ出すという。また、ある大手電機メーカーが発表した東京オリンピック関連の売り上げはなんと2,000億円以上。オリンピックがなければ派生しなかっただろうビジネスが、ここへきていろいろと顔を見せるようになってきた。  その最たるものの一つが不動産ビジネスだ。新しいホテル建設が随所で見られるし、古いホテルのリノベーションも目立つようになってきた。また、ホテルだけではなくマンション建設も急ピッチで進んでいる。そして、バンコクなどの観光先進国では既に当たり前にある、サービスアパートメントといったカテゴリーが増えているのも最近になってのことだと思う。さらに民泊。こういったアコモデーションにスポットが当たり始めたのも、まさしくオリンピックの影響だろう。このように、経済効果は様々な場面に現れているといえる。  前回の東京オリンピック開催は1964年。当時とは時代背景は異なるが、32兆円という途方もない経済効果は、どんなふうに日本を変えていくのだろうか。
  5. 外苑前というと、ちょっとお洒落なカフェがあったり、神宮球場やラグビー場があったりと、イベントでもなければそれほど人出が多い場所ではない。ところが来年の東京オリンピック開催を前にして、霞ヶ丘に新国立競技場ができるだけではなく、外苑前そのものがオリンピックのメッカとして再生されようとしている感がある。  日本オリンピックミュージアムは、9月14日、神宮球場そばのジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエアの1・2階にオープンする。ここは、なんとJOCと一般の市民が接する初の常設施設。アスリートたちが不定期で同所を訪れ、自分の体験を子どもたちに伝えるなど、オリンピックの“熱”を伝える絶好の機会を提供するという。  そしてぜひ見にいってみたいのが、グランドオープン企画(12月25日まで)でもある過去大会のリレートーチの展示。東京オリンピック・パラリンピックのメダルと共に、聖火リレーのトーチやスポーツピクトグラムの展示だ。ここへ出かければ、半世紀を超えて東京へ戻って来たオリンピックのだいご味を感じることができるだろう。そして外苑前は、再び東京オリンピックのメッカとなる。
  6. 空港というのは“いい気”に満ちているという。その理由は人が移動する所には活発な気運が集まるということらしく、それが空港であればなおさらだと思う。これから空を飛んで海外へ移動する人々が集まるわけだから、当然なのかもしれない。  さて、今ちょうど成田空港の出発ロビーで原稿を書いているのだが、数年前に比べて外国人の数は格段に増えているように感じる。空港内のインフラもどんどん更新されていて、Wi-Fiが簡単に繋がるようになったのはもちろん、スーベニアショップやレストランの充実ぶりにも目を見張るものがある。これはもちろん東京オリンピックを見据えてのことだと思うが、日本だってやればできるのである。保安設備もさらにアップデートされるそうだが、素晴らしく進歩を遂げたのがトイレのユニバーサルデザイン化だ。まだ完成途中だがその片鱗はすでに垣間見ることができ、変な話だがとても過ごしやすい空間となりそうな予感がする。  東京オリンピックが、いろいろな形でいろいろな場所を進化させていく。あの震災をきっかけにしてなんとなく暗かった成田が、もっと“いい気”に満ちてきそうなのは嬉しいものだ。
  7. れたとはいえ、バンコクのタクシーのコスパは、どう考えてみても素晴らしいと思う。乗車拒否や不正メーター等の悪質なドライバーもいるが、大半はまともに目的地まで連れて行ってくれる。近年は新型車両も多くなり、乗り心地はとてもジェントリーで、あの独特な“カビ臭い”クルマも少なくなったような気がする。  さて、東京のタクシーはどうかというと、これもまた新しい車両が筍のごとく増えている。トヨタが東京オリンピックに向けて2017年10月に発表したのがJPN TAXI(ジャパンタクシー)だ。背の高いブラックボディはなんとなくロンドンタクシーを連想させるが、中身は最新のハイブリッド。歩道側のドアはスライドドア、ラゲッジスペースも広いので大きなスーツケースも積みやすく、海外からの旅行者にとっても優しい設計の、おもてなしが行き届いたタクシーだといえる。  その料金はバンコクのタクシーと比較するまでもなく、東京の初乗り料金で、バンコクならプロンポンから王宮のあたりまでは乗れるのではないだろうか。タクシーは、よくその街の顔だと言われることがあるが、JPN TAXIは東京の街の風景を確かに変え始めている。
  8. 何年か前、南青山三丁目の交差点にあった青山ベルコモンズが取り壊された。ベルコモと言えばあのバブル期にはお洒落なファッションビルのアイコン的な存在。渋谷のパルコなどと同様にちょっととんがった人たちが集まる場所だった。そんなベルコモだけではなく、古い建物が急ピッチで建て替えられるようになったのはここ数年のこと。それらはホテルやマンションになることがほとんどで、青山界隈だけの話ではないのだが。 不動産土地価格が高騰しているという話が話題にのぼるようになったのは、やはり東京オリンピックの開催が決定してからだ。もちろん都内だけではなく、札幌や横浜といった外国からの観光客に人気のある場所にも波及している。先日目にしたニュースはなんと宮古島だった。観光需要が急増し、宿だけではなく借家の家賃が高騰。1Kのアパートの月額家賃がなんと10万円ということだった。 新国立競技場にほぼ隣接する場所に新しいマンションが建築中だ。おそらく来年のオリンピック開催前には完成するのだろう。これは噂なのだが、その最上階のすべての部屋をある外国人がすでに買い占めたという。オリンピックは、やはり経済を劇的に変える妙薬かもしれない。これがまたバブルなのだとしたら、あまり大げさなはじけ方をしてほしくない。

    真夏の都の夢

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  3. リンピックの競技種目といえば、その回の開催国のお家芸である種目が注目されることが多い。だから「あれ?」とか「なんで?」と、採用となったり不採用となったりする種目について不思議に思うこともある。野球とソフトボールが競技種目から外された大会では、「え!」と思わず声に出してしまったが、アメリカ大陸やアジア以外では野球人口などたいしていないのだから、よく考えてみれば当然だったのかもしれない。  しかし、来年の東京オリンピックでは、空手、スケートボード、サーフィン、スポーツクライミングと共に、野球とソフトボールが追加種目として復活する。僕のような野球ファンにとっては嬉しい限りで、しかも会場となる球場は、僕の地元にある横浜スタジアムなのである。この球場のいいところは、まず屋根がないこと。また、急傾斜のすり鉢状のスタンド席から観戦するゲームの様子は、横浜スタジアム独特の臨場感がある。  あいにくチケットを手に入れることはできなかったが、きっと球場近くでパブリックビューも行われるだろうから、スタンドからあふれる歓声と共に侍ジャパンの活躍を楽しみたい。
  4. デジタル経済社会省のプティポン大臣は8日、無線LANサービスを提供する全国のカフェや飲食店に、来店者のネット閲覧履歴を90日間分保存し、政府に送るよう指示した。そのデータは、8月末に設立された「フェイクニュース対策センター」が管理し、嘘の情報を発信した者を追跡するという。  同省は「フェイクニュースの防止」を目的に掲げるが、国際人権団体 「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のタイ代表が「どんな内容がフェイクとされるかは曖昧。政府が反対意見を封殺したり、都合の悪い情報を隠したりする可能性がある」と懸念する。  同センターは関連機関の協力の下、インターネットやソーシャルメディア上のニュースを監視する組織。フェイクニュースがあれば、同省のウェブサイトやライン公式アカウントを通じて、国民に通知する。関連機関は“正しい”情報を提供する必要があり、最終的に政府が“正しい”と判断した情報を公開するという。プティポン大臣は「個人情報を悪用することはなく、あくまでインターネット上のプラットフォームを介した不正行為防止のための措置」と念を押す。  なお、同センターの設立に先立ち、国立開発行政研究院(NIDA)の世論調査機関「NIDAポール」は8月14〜16日、全国15歳以上の1522人にフェイクニュースに関する調査を実施。それによると、「ネット上のフェイクニュースを信じたことがあるか」との質問に対し、「信じたことがない」との回答が61.23%を占めた一方、「信じたことがある」が27.59%、「偽の情報か判別できない」が11.18%だった。4割がフェイクニュースの影響を受けているということになる。また、「同センターの設立に賛成か」という質問には、86.98%が「賛成」と答えた。どうやら国民のお墨付きの上で同センターが設立したようだ。  ただ、海外投資家の目に今回のネット検閲がどのように映るか。仮に、民主主義の根幹をなす「表現の自由」を侵害していると判断されれば、投資熱は冷え込むだろう。
  5. 暑い日が続いた東京も、10月半ばに近づくとかなり秋めいてきた。コオロギの羽の音色も、心なしか大きくなってきたような気がする。そんなふうに秋を感じるようになると、なんとなく恋しくなるのが灯火である。焚火や提灯、そしてハロウィンの月だけにキャンドルの揺らいだ炎もなかなか素敵だ。  さて、オリンピックの灯火といえば、やはり聖火だろう。そんなオリンピック聖火は、来年の3月12日にギリシャ古代オリンピア市聖火採火式をスタートし、3月20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着する予定。その後、石巻市から岩手県内を駆け抜け、福島県といった震災地をリレーして日本国内をくまなく巡ってから関東エリアへ。途中、いくつかのセレモニーを経て、国立競技場に到着することになっている。  あの震災から早9年目。東京オリンピック聖火には、“復興の火”という意味も込められている。
  6. 「ドカンと一発当てて一攫千金!」。よほど経済的にゆとりのある暮らしでなければ、誰しも一度は夢見たことがあるだろう。一般的にタイ人には賭け事好きが多いと言われるが、近年は単なる娯楽の域を超え、社会問題としても注目を集めている。

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