2005年に設立されたタイ国秋田県人会「蕗の会」には、現在約60名が在籍。ゴルフコンペや交流会を通じて、秋田の郷土料理や日本酒を楽しみながら、会員同士の親交を深めている。
次回の交流会は、6月14日（土)夜18時から「えぞや」にて開催予定。
秋田出身者に限らず、学生時代を秋田で過ごした人やパートナーが秋田出身、秋田のお酒が大好き！という人まで、秋田県に縁を感じる方なら誰でも参加歓迎とのこと。この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
▼参加予約やお問い合わせは▼
電話：081-836-0850（青澤）
LINE： @koppunmaak （青澤）
- 本日は「えぞや」にお集まりいただきありがとうございます。まずは、設立から現在までの経緯についてお聞かせいただけますか？
- 発起人は、バンコクに駐在していた小園聖氏（本国帰国済み）です。小園氏と彼の会社上司である住田千鶴子氏の強い働きかけによって、2005年に設立されました。以来、SMIトラベル代表の菊地久夫氏が会長を務め、県行政側との連絡や協力依頼などのコーディネーションは、北都銀行バンコク駐在員事務所の代表者（現在は田村高太氏）が担当しています。
- 私はタイに赴任して3年めになります。優子さんと青澤さんは、在タイ歴が長く、発足当初から幹事として県人会に関わっていますね。
- これは菊地会長の考えで、県人会を長く存続させるためには、幹事はできるだけ同じ人に任せるべきという思いがあったそう。なので菊地会長同様、私たちも設立当初から幹事として、連絡などの雑務面をサポートしてきました。
- どれぐらいの頻度で活動されているんですか？
- 第5日曜日の午後にゴルフコンペを開催したり、年に2〜3回ほど定期的に交流会を開いています。最近は、2月28日に行われた天皇誕生日祝賀レセプションで秋田県ブースを出店して、稲庭うどんと秋田のお酒を提供しました。
- 秋田県って郷土料理が豊富ですよね。
- 名物がいっぱいあります。昨年12月にえぞやさんで超芋煮会が開催されたときも何を出そうか迷ったんですよ。あのときは、「男鹿焼きそば」と「いぶりがっこポテト」を出しましたね。
- 青澤さん、頑張ってましたよね！ 次回も開催を予定しているので、ぜひ秋田県人会のご参加をお待ちしています。年間を通して最も盛り上がる集まりはいつですか？
- やっぱり、県知事が来タイされるときですよね。コロナ禍以外は毎年バンコクにいらしていて、昨年訪タイされた際には、ユネスコ無形文化遺産の「西馬音内盆踊り」を披露しました。
- 毎年、知事がバンコクに来るってすごいことですよね。でも、秋田出身の方ってそんなに多くはないんですよね？
- 全日本国民の0.8%と言われています。バンコクで日本人100人に会ったら、そのうちの一人が秋田県人かどうかって確率なので、今日のように3人も秋田出身者が揃うのは珍しいことなんですよ。特に東北は自動車産業があまり発展していないのもあって、タイに赴任する人が少ないんです。
- タイでもそうですけど、東北って日本国内にいてもきっかけがないと、なかなか訪れる機会がない場所ですよね。
- 私はもう30年以上タイに住んでいるので、秋田新幹線ができたのもついこの間のような感覚です。1997年に開通するまで新幹線も通っていなかったんだから、やっぱり行きづらい場所ではあるのよね。良い意味でも悪い意味でも、田舎だなぁと思いますね。3年ぐらい前に秋田に行ったとき、Suicaが使えなくてびっくりしました。今は使えるみたいだけど、人口が少ないっていうのもあるのかな？
- 「人口減少の激しい県だからこそ、タイの地から秋田の魅力をタイの人々に発信し応援していきたい」と仰っていましたよね。タイでも秋田犬は人気がありますね。
- 先日、バンコクで秋田犬のイベントがあって、タイに住んでいる秋田犬が４頭集まったんですよ。みんな性格が良くて毛並みもツヤツヤで、本当に可愛かった！秋田から遊びにきた知人にその写真を見せたら、今、秋田では動物愛護の観点からこういうイベントは行われないんですって。秋田よりタイのほうが、秋田犬が身近に感じられるかもしれませんね。
- あとは熊ですよね。バンコクに来て良かったのは、熊に遭遇しなくて済むこと（笑）。昨年も秋田市内のスーパーマーケットに熊が迷い込んだってニュースになってましたけど、それこそスクンビットのあたりに熊が出るようなものですよ。
- ちなみに、青澤さんのお父様は熊撃ちなんですよ。散弾銃が主流になった今、昔ながらの方法で熊を仕留めることができる方って、秋田でも本当に貴重な存在なんです。
- 数年前に人食い熊が出たとき、父が呼ばれたと聞きました。その前に牧場から熊が逃げたときも、牧場の従業員が慌てて実家に駆け込んで来たそう。実は私、子供のころに熊を飼ってたことがあるんですよ。母親を亡くした子グマを放っておけなくて、うちで育てることになったんです。小さいうちは抱っこしてミルクをあげたりしてたんですけど、やっぱりちょっと大きくなるともう怖くて。家では飼えないってことで、近所のドライブインで「太郎」と名付けられて終生大事に可愛がってもらいました。
- すごい話ですよね。私たちが話している秋田県の話、かなり偏っている可能性がありますからね。海の話題も出てこないし、米の話もしてないし…。
- 秋田県人は口下手なんです（笑）。とりあえず謙遜するみたいな性格もあるしね。寒いから口を開かないんです。方言もすごく短くて、「け」とか「く」とか。
- なんですか？「け」とか「く」って。
- 「どうぞ食べて」という意味です。「こっちゃ“け”（こっちにおいで）」って使い方もしますけど。あと、かゆいも「け」。「どこに行くの？」「お風呂へ」って会話なら、「どさ？」「ゆさ」で済んじゃうんです。
- まさに「県人会さ、け（おいで）」ですね。日本では出会う機会が少ない秋田県人も、バンコクだと集まりやすいので、興味がある方はぜひ参加していただきたいです。
- 交流会で必ず登場する定番メニューなどはありますか？
- やっぱり日本酒かな。私たちは秋田を愛している者同士、集まって楽しく飲めればそれでいいってスタンスなので、参加条件もそれほど厳しく設けていません。
- 県人会は継続することに意味があるから、なるべくゆるく続けていきたいですね。
- だから、えぞやさんみたいなお店があるといいですよね。幹事をやってると店選びに苦戦することが多くて。その点、えぞやさんは人数にあわせて個室を用意してくださったり、いろいろ融通が利くのでお願いしやすい。和食が美味しいと好評ですし、アクセスも良くて助かっています。
- ありがとうございます。今後も秋田県人会のご発展を心より願っています。私たち「えぞや」といっしょに盛り上げていきましょう！
| 詳細情報 | |
| 名前 |
北海道 寿し居酒屋 えぞや
Hokkaido Sushi Izakaya Ezoya |
|---|---|
| 電話番号 | |
| 営業時間 | 月～金：16:00〜23:00 土：12:00〜23:00 日：12:00〜22:00 |
| 定休日 | 年中無休 |
| WEBサイト | |
| 場所 |
スクンビット・ソイ30 えぞや 本館
年会費300BのCLUB EZOYA
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