タイ空港公社(AOT)は年末年始の混雑に備え、AOT管轄下の国際空港に顔認証技術を活用した生体認証システムが導入され、国際線は12月1日から運用開始となった。なお、国内線は11月1日より運用開始済み。
生体認証機能を利用するためにはチェックインカウンター、または自動チェックイン機(CUSS)でパスポートとボーディングパス(搭乗券)を提示し、搭乗客の了承のうえ、顔認証用のスキャンが実施されるという。顔データはセキュリティトークンとして保存され、登録されたデータは1回の旅行に限り有効となり、個人情報保護に基づき登録時から48時間で削除される。
このシステムの導入により、自動バッグドロップ機(CUBD)の利用、旅客認証システム(PVS)の検査、搭乗時の認証などの手続きの際にパスポートやボーディングパスの提示が不要となり、各所で約3分から1分に時間短縮できるという。
同システムは、スワンナプーム国際空港、ドンムアン国際空港、チェンマイ国際空港、チェンライ国際空港、プーケット国際空港、ハジャイ国際空港の6カ所に導入されている。
(11月28日=プラチャーチャート・トゥラキット)
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