アメリカのトランプ大統領は10月26日からマレーシアで行われた東南アジア諸国連合（ASEAN）首脳会議に出席。タイ、カンボジア、マレーシア、ベトナムの4カ国との通商会議の進展を発表し、レアアース（希土類元素）のサプライチェーン強化協定に関する覚書（MOU）を締結したことが明らかになった。
タイでは一方的に搾取されるなどの反対意見が挙がる中、アヌティン首相は「国民の利益を優先して閣議で承認された上で透明性を以って締結し、覚書自体に法的拘束力はない」と強調しており、独占的な採掘許認可ではないと説明。また、国の友好的な姿勢を見せたことにより、今後アメリカとの貿易や関税の交渉も円滑になると話している。（10月28日＝マティション）
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