クーデターから4年

5日、タマサート大学で開かれた同集会には数百人が参加した

反軍政集会による動きが活発化するタイ。
今月22日に大規模なデモ行進の可能性も

 

民政移管に向けた総選挙の時期をこれまで何度も延ばし、最近では来年2月に実施すると表明していたタイ軍政。これに反発する活動家や市民らの動きが、近頃活発化している。

3月下旬、軍事政権に反対する集会が開かれ、王宮近くのタマサート大学から陸軍司令部前までをデモ行進して治安当局と小競り合いになった。そして今月5日、タイの軍事クーデターから22日で丸4年が経つのを前に、軍事政権に反対する集会が再びタマサート大学で開かれた。

同集会を取り仕切るランシマン氏とシラウィット氏を筆頭に、政府に対して要求しているのは3点。①総選挙を今年11月までに実施 ②国家平和秩序評議会(NCPO)の解散(実権を握るプラユット暫定首相を解任させるのが狙い) ③軍はNCPOに関与しない。以上を軍政側が受け入れない場合、22日に首相府に向けてデモ行進を行うとしている。

NCPOの広報・ピヤポン大佐は「同集会の動きに対応するため、数百名の警察部隊を待機させるなどセキュリティの準備を進めている」と発表。また、プラウィット副首相は「最悪の事態にならないよう、同集会の安全管理に尽力をつくす」と話している。

一方、首相府の広報・サンセイン中将は「国民は今、国の発展を何よりも望んでいる。よって、意見もさまざま。デモ運動を通しての意思表示も当たり前だと考えているが、暴力的な行動が起こらないようにと願っている」とコメント。行方を見守りたい。

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