タイのATMの使い方は?
タイ・バンコクの銀行事情2023 基本編

在タイ日本人が多く住むスクンビットやシーロムエリアには、日本語対応が可能なスタッフや日本人専用カウンターを設けている銀行があります。また、ほとんどのATMは日本語・英語など複数の言語に対応しており、日本とほぼ同様のサービスを利用することができて安心です。

タイの銀行事情

タイには日本人を含む外国人が利用できる銀行がありますが、外国人がタイで銀行口座を開設する場合、国際マネーロンダリングを防ぐために、基本的には労働許可証(ワークパーミット)を取得していないと口座開設できません。ただし、労働許可証を取得していなくても、在留届済証明と長期滞在ビザ、パスポートがあれば開設できる銀行もあります。

また、仕事でタイに来ている外国人なら、在タイ大使館の発行する在留届済証明、ノンイミグラントビザ(就労ビザ)、労働許可証(ワークパーミット)、パスポートなどの提示で口座開設が可能です(銀行により提出書類や口座開設可否は異なります)。

POINT

  • 本帰国やタイ国外への移住が決まったら口座は解約すべし!
    本帰国やタイ国外への移住などによりタイを離れる場合は、必ず銀行口座の解約をしましょう。理由としてはタイの銀行が解約を推奨していることはもちろん、銀行関連の各種手続きがタイ国内でしか行えず、口座名義人本人が直接窓口に行く必要があるからです。なかには、口座を解約せずに帰国するケースもあるそうですが、口座維持費など余計なお金がかかるほか、残高がゼロになってしまうと口座が凍結され、最終的には自動解約されてしまいます。一時的な帰国ではなく、本帰国や国外移住の場合は解約するのが良いでしょう。


ATM(預金引き出し・振込など)

タイのATMはキャッシュカードもしくはアプリのカードレス出金を使えば24時間手数料が無料で利用できます。
口座を作った銀行の管轄内(同都県内)であれば、他行のATMも無料で利用可能です(無料で利用できる回数は各銀行により異なる)。また、管轄外(同都県外)で現金を引き出す場合、口座がある銀行のATMでも手数料(15〜20B)はかかります。

ATMでは現金の引き出しのほか、送金や各種支払い等も可能です。

POINT

  • ATM利用時の注意点
    ATMでキャッシュカードを利用する際、一定の時間が経つと挿入したカードが自動的に回収される仕組みになっているので注意が必要です。
    万が一、ATMにカードが吸い込まれたり紛失した場合は、速やかに最寄りの銀行支店へ行くか、各銀行のコールセンターへ連絡して事情を説明してください(カードの再発行は有料。100〜599Bほど ※銀行により異なる)。
  • カードレス出金でカードの吸い込み防止
    近年需要が高まっているのがアプリを使った「カードレス出金」。カードを使わずに現金を引き出すことができるので、カードを吸い込まれる心配がありません。

CDM(現金預け入れ)・PUM(預金通帳記帳)

タイのATMは日本と異なり現金を預け入れすることができません。現金の預け入れができる機械は「CDM」と表記されている機械で、銀行や一部のショッピングセンター内に設置されています。はじめて利用する場合は、銀行に併設された機械か銀行窓口を使用するのがおすすめです。

また、通帳への記帳もPUM(もしくはUPDATE)と書かれた専用機械の利用が必要です。なお、通帳の繰越は銀行窓口で行ってください(通帳とパスポートが必要)。


キャッシュカード

銀行口座を開設する際にキャッシュカードを同時に作ることができます。デビット付帯機能やサービスの有無など、数種類のカードが用意されているのでライフスタイルに合ったカードを選びましょう。

ATMカードの発行手数料と年会費がかかります(発行手数料100B、年会費200〜300B ※銀行によって異なる)。またカードの種類によっては有効期限が設けられている場合があり、有効期限が切れたカードは使用できません。期限が切れる前にカードを更新しましょう。


キャッシュカードのICチップ化

タイ中央銀行によりICチップの付帯が義務化されたため、2020年1月15日以降は磁気タイプのキャッシュカードを使用することができません(2016年5月以降に発行されたカードはすべてICチップ付帯)。


口座維持費

タイの銀行では決められた最低預入金額を下回ると口座維持費が発生します。残高が満たない場合は、口座から毎月口座維持費が自動的に引き落とされますので注意してください。

例えばバンコック銀行の普通預金は、口座残高が2,000Bを切った状態で1年間口座に入出金がなければ、毎月50Bの口座維持費が自動で引き落とされてしまいます。また、残高がなくなった時点で強制的に口座を解約されてしまう場合があるので注意しましょう。




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