タイ国鉄(SRT)の全路線の延長距離は約4507kmにおよびます。主な路線はバンコクを起点として、「北部・東北部・東部・南部」の4つです。2023年1月に、フアランポーン駅から一部路線の発着が「クルンテープ・アピワット中央駅」に移転しています。
かつて「バンスー中央駅」と呼ばれていた東南アジア最大級のターミナル駅は、「クルンテープ・アピワット中央駅」とラーマ10世に名付けられました。バンコクの玄関口であるドンムアン空港からSRTダークレッドラインが乗り入れている他、MRTブルーラインも乗り入れており、バンコク都心からのアクセスも良くて新たな交通の要となります。
- タイ国鉄(SRT)
- SRTの主な路線
- 北部方面路線
- 東北部方面路線
- 南部方面路線
- 東部方面路線
- タイ国鉄の路線図
- SRTの運行タイプについて
- SRT利用のポイント&注意
- チケット購入について
- 子ども料金
- トイレの有無
- 手荷物や大きな荷物に関して
- 重量を超える手荷物の料金について
- 席の譲り合い
- 駅・車両内での禁止事項
- その他の注意事項
- バンコクから主要観光地までの所要時間
- 蒸気機関車記念運行
- その他の観光列車
- サイヨークノイ観光列車(運行日:土日)
- ホワヒン(スアンソン・プラディパット)観光列車(運行日:土日)
- キハ183観光列車(運行日:不定期)
- パーサックチョンラシットダム観光列車(運行日:11月〜1月の土日祝)
- SRT Timetableアプリ
タイ国鉄(SRT)
SRTの主な路線
北部方面路線
ロッブリー〜ナコーンサワン〜ピチット〜ピッサヌローク〜バーンダーラー〜ランプーン〜終点はチェンマイ。バンコクからの路線距離は約751km。
東北部方面路線
東北部ナコーンラーチャシーマーに向かい、同県から2路線に分かれます。一つは東北部コンケーン〜ウドンターニー〜ノーンカーイ経由でラオスのヴィエンチャンが終点。バンコクからの路線距離は約627.25km。もう一つは東北部コラート〜ブリラム〜スリン経由でウボンラーチャターニーが終点。バンコクからの路線距離は約575km。
南部方面路線
中部ナコンパトムに向かい同県で3つの路線に分かれます。一つ目は西部カンチャナブリーまで約210km、二つ目は中部スパンブリーまで約157kmの路線。三つ目がメイン路線で、ペッブリー〜チャアム〜ホワヒン〜チュムポーン〜スラーターニー経由でトゥンソン〜ハジャイ〜ヤラー〜スンガイコーロック1まで。また、トゥンソンで分岐してトランへ向かう路線もあります。
東部方面路線
東部チャチュンサオ〜プラーチーンブリー〜サケーオまで約250kmの路線。また、ウォンウィエンヤイ駅から中部サムットサーコーンを経由して、サムットソンクラームまで伸びる路線などもあります。
タイ国鉄の路線図
2023年7月更新
空港から都内まではARL(エアポート・レールリンク)が、中心部ではBTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄・高架鉄道)が主要エリアを走るバンコク。2019年9月にはMRTのフアランポーン〜ラックソーン駅間が開通し、2020年12月にスクンビットラインの7駅が開通し、クーコット駅(中部パトゥムターニー県)まで開業しています。さらに郊外に向け、延伸を続けています。