2月25日、東部チャチューンサオ県の有名寺院「ワット・サマーン・ラッタナーラーム寺院」の前に新生児が置き去りにされているのが見つかった。
タオルに包まれた新生児(男児)には出産後の血液や臍帯の切れた傷があったという。男児は僧侶長に保護され、病院で治療を受け、幸い命に別状はなかった模様。
防犯カメラの映像によると、早朝にピックアップトラックが寺院の前に止まり、車から出てきた女が男児を仏像の台座に置いたのち現場から去っている。同日、男児の両親(ともに19歳)が逮捕された。
父親は「今朝、妻が出産した。金銭的に育てられなかった」と男児を捨てた理由を述べ、さらに寺院へ置き去りにしたのは「寺院を訪れる人が多いから、運良く誰かが拾ってくれると信じた」と話している。
子どもの両親に対し法的措置はとられるが、両親は深く反省し子どもを育てることを決めたという。(2月25日=タイラット)