5月26日、プラナコン区の都庁でチャッチャート都知事率いるバンコク運営員会の会議が行われ、蔓延している電線窃盗の問題についての方針が発表された。
都庁の情報によると、都内で停電する原因の約35%は電線の窃盗によるもので、盗まれた電線のうち90%はバンコク都庁が管理している電気施設だという。
今後の方針としては、短期の解決法で6月までに窃盗の報告があった21地域で垂れ流されている電線の整理作業を完了させる予定。さらに、本物の電気工事士と区別しやすくするためのロゴマークや車でのステッカーの統一、防犯灯の電線を守る電柱の設計改善、配線ボックスでのIoT(Internet of Things)技術の導入などが挙げられた。
また、首都圏警察との連携で窃盗犯の取り締まりを強化する他、盗品を買い取った業者にも調査が行われるという。電線窃盗の目撃情報があった場合、警察かバンコク都の問題報告プラットフォーム「Traffy Fondue」に通報してほしいと呼びかけている。(5月26日=マティション)