日野がタイ陸運局と協力し
「第3期プロドライバー育成プロジェクト」開催

日野モータースセールスタイラント株式会社は6月30日、パトゥムターニー県ラムルッカ市の大型トラック運転教習センターで「第3期プロドライバー育成プロジェクト」の開催式を行った。本プロジェクトはタイ運輸省陸運局と協力し、急速に成長を続ける輸送・物流業界のニーズに応えるため、トラック運転手の職業スキル向上を目的としている。

開会式には、日野モータースセールスタイランド株式会社・代表取締役社長の河村祐三子氏、陸運局副局長(学術担当)のチープ・ノムシアン氏、タイ陸運連盟会長トンユー・コンカン博士をはじめ、全国の運送業協会の代表らが出席。

同社は過去2年間にわたり実施された「プロドライバー育成プロジェクト」の成功と好評を受け、さらなる発展を遂げている。また、全国の受講生や運輸事業者から高い評価や実績を得たことを背景に、今年は新たに「牽引車」コースを開設し、多様化する産業ニーズと、運輸業界における熟練労働者の増加を支援するという。

このコースは、第三種運転免許取得希望者を対象としており、2025年6月30日から7月4日までの5日間、受講料無料で研修が実施された。プロのトラックドライバーを目指す人の育成・支援を目的としている他、理論と実技を集中的に学ぶだけでなく、「すぐに現場で活躍できる」ことを明確な目標として掲げている。このような支援はトラックメーカーとしては初の取り組みであり、同社の「持続可能な発展を重視する姿勢」を象徴している。

さらに日野は製品と顧客サポートの両面で質の向上を図る新たなブランドスローガン「Hino, Always Your Professionals」のもと、あらゆる側面から品質向上を目指す「Overall Quality(総合品質)」というビジョンを掲げている。

「Overall Quality」とは、次の2つの柱から成り立っている。

  • Product Quality(商品品質):「Hino 500 Victor EURO 5」など、環境に優しく、安全基準を満たす商品開発に注力
  • Total Support Quality(トータルサポート品質):HINO-CONNECTによる効率的な車両管理、ドライバー向けの研修、安全運転を促進するTSM(Total Support Management)プログラムの実施など、年間を通じて研修サポートや職業訓練を提供

日野は、輸送業界の成長を支えるタイの労働力強化への取り組みに今後も尽力していく。「総合品質こそが持続的な発展を実現する鍵である」という理念を掲げ、物流業界の信頼できるパートナーとして顧客に寄り添い、タイの輸送産業の安定した成長を支えている。

最後に、「プロドライバー育成プロジェクトが3年目を迎えることができたのは、各方面からの支援・協力があったからこそ」と感謝を述べ、「Hino, Always Your Professionals」のスローガンのもと、今後も顧客およびタイ社会に対し、継続的に価値ある取り組みを提供し続けていく。

プロジェクトおよび日野グループに関する詳細情報は以下より発信中
名前 日野モータース セールス タイランド株式会社
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