タイ米、価格高騰

米の銘柄によって値上がり率は異なるそう

米の不作で揺れ動くタイ。
国内では米の値上げ運動が拡大

 

5月上旬、タイ商務省貿易局のアドゥン局長は、タイ米に対する世界的な需要拡大を受け、今年の米輸出量予測を950万トンから1000万トンに上方修正したと発表。1〜4月時点の輸出量は358万トンで、タイは世界トップの輸出量を誇っている。

一方タイ国内では、昨年の水害の影響で打撃を受けている各米販売会社が米の小売価格を上げるため、国内商取引局に許可を求める動きが拡大。4年前と比べて約4,000バーツ値上がりした籾米(もみごめ)は、現在1トン18,000バーツ。これと比例し、米自体も例年に比べて1キロ当たり5〜10バーツほどの値上げを見込んでいる。

中でも、世界一美味しい米を競う「World’s Best Rice Contest」で過去5回優勝した“カオホムマリ”(通称ジャスミンライス)は、5キロ当たり300バーツを超える予想だという。

これを受け、米販売会社「バンスー・ロンシーファイ・ジアンメン」のワンロップ社長は「今年は過去最高、タイ国内でタイ米の値段が高くなる」とコメント。同社が誇る「ホントーン」は、5キロ当たり250バーツから290バーツへ値上げに踏み切る方針だという。

また、タイ米ブランド「マーブンクロン」を販売するタイ有数の米販売会社「パトゥム・ライス・ミル・アンド・グライナリー」のソムキアトCEOは、「プロモーションなどを少なくすることで、米の値段を上げずに対処する予定だ」と、市場占有率をそのまま残す狙いだ。今回の高値を受け、偽ブランド米も出回っているというので注意したい。

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