BYD整備スタッフが客の影口で即解雇
車内ドラレコの録画で発覚

©Suriya Sudsanit @Facebook

ドラレコの電源を抜いたつもりが…

中国系EVブランド「BYD」のサービスセンター(チョンブリー支店)で、顧客の信頼を根本から揺るがす不祥事が発覚した。

4月29日、預けていた車両の整備が終わり、帰宅していた男性客は、車内に付けていたドライブレコーダーの電源ケーブルが不自然に引き抜かれているのを発見。

万が一、この帰宅途中に交通事故に遭っていれば、映像証拠は一切残らない状態だったという。

不審に思った男性が録画データを確認すると、そこには目を疑う光景が残されていた。

整備スタッフたちが2回の試運転中に顧客を罵倒するような発言していたのだ。

「ドラレコの電源が抜かれたことも、あいつ(顧客)は絶対に気づかない」と嘲笑し、顧客をこき下ろす様子が克明に記録されていた。

しかし、このドラレコにはバックアップ用のコンデンサが内蔵されており、外部電源が断たれた後も、数十分間にわたって録画を継続できる仕様となっていた。

スタッフが隠蔽工作を図ったまさにその瞬間こそが、彼らの不誠実さを証明する決定的な「証拠」として保存されていたのである。

被害に遭った男性は、1年前まで同センターで働いていた元従業員だったというが、今回問題となった5人とは別部署で勤務しており、今回の暴露に対して「個人的な因縁ではない」と説明している。

むしろ、元職場だったからこそ信頼して退職後も継続利用していたとし、「裏切られたような気持ちだった」と語り、実態を明らかにすべく告発を決意。

これを受け、BYDタイ法人は関与した従業員5人を即座に懲戒解雇したと発表。

最新のEVを扱いながら、顧客の安全への配慮も欠いたスタッフたち。

不誠実な隠蔽の代償として彼らが失ったのは、職だけでなく、ブランドが積み上げてきた顧客からの信頼そのものだった。

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