知っておくべきタイの基礎知識

短い期間滞在するだけの旅行や出張とは異なり、海外に住居を構えて生活するうえで、その国の文化や歴史、風習などを尊重することはとても重要です。
日本とは異なる蒸し暑い気候や仏教の教えに則した独自のマナーなど、最初は戸惑うことも多いはず。楽しみながら、一つずつ覚えていきましょう。

概要とタイ人の国民性

正式名称はタイ王国。首都バンコクと76の県があり、地理的に東部・西部・南部・北部・中部・東北部の6つに分けられ、自然豊かな北部から美しいビーチの南部まで、各地域でさまざまな文化の違いや特色が見られます。
見知らぬ外国人にも微笑みかけて、優しく慈悲深い国民性だからこそ、“微笑みの国”と呼ばれる所以なのでしょう。
また、タイ人を象徴するキーワードの、「マイペンライ(大丈夫・心配無い)」と「サバーイ(快適)」は聞いたことがある人も多いはず。これは自由を好み、堅苦しく面倒なことを避ける気質の表れでしょう。

国名

タイ王国(通称タイ)
タイ語はラート・チャ・アーナーチャック・タイ(通称プラテート・タイ)
英語名はThe Kingdom of Thailand(略称Thailand)

首都

通称 バンコク(英語・Bangkok/タイ語・クルンテープ)
正式名称 クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット

元首

ラマ10世(マハワチラロンコン・ボディンタラテープ・パヤワラーングーン国王陛下)

民族

タイは複数民族国家。もっとも多いのはタイ族(85%)、ついで華僑(10%)、マレー系、インド系、カンボジア系と続きます。

政体

立憲君主制。1932年以降、国王陛下は国家元首となり、主権は国民に移行。国王陛下は直接政治には関与せず、憲法に基づいてその役割を果たします。

年号

仏暦(西暦に543年を加える。西暦2020年は仏暦2563年)

言語

公用語はタイ語。しかし、都市部や観光地の商業施設・外国人向けの飲食店などでは概ね英語が通じるので心配いらない。また、バンコク都内には日本人向けのサービスカウンターを設けている銀行や病院なども多くある。

宗教

タイの国教は上座部仏教(テーラワーダ仏教)で、国民の94.6%が仏教を信仰。仏教以外ではイスラム教が4.2%、キリスト教1.1%、その他。憲法により信教の自由が保障されています。

通貨

1バーツ(Baht)=約3.33円(2021年10月時点)
タイ語表記 : บาท
記号 : THB(B)

※サタンは補助硬貨で1バーツ=100サタン

面積

51万3120㎢(日本の約1.4倍)

人口

約6655万人(2020年1月時点)

国旗

トン・トライロング(三色旗)
青=国王、白=宗教、赤=国家、および国民の団結心を表しています。

国花

ラーチャプルック
英名:ゴールデン・シャワー
和名:ナンバンサイカチ

お酒が買えない?

タイでは11時から14時、17時から24時までの時間帯のみ、アルコール類の販売・提供ができるという法律があります。この時間外にアルコール類の販売、提供をした場合は処罰の対象となるので注意してください。また、選挙前日や仏教に関係する祝日も、酒類の販売・提供は禁止されています。

動物

チャーン・タイ(タイ象)

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