脱法ステロイド密造拠点摘発
ボディビルダー向けに流通

©警察ラジオ(FM91)

6月30日、警察中央捜査部(CIB)が記者会見を開き、医薬品登録の承認を受けていないアナボリックステロイドの製造・販売ネットワークを壊滅させた大規模な作戦の成果を発表した。

この摘発により、注射剤や経口剤タイプの各種ステロイド薬、製造機械、生産用具、原材料、および梱包資材などが一斉に押収され、その総額は5,000万B以上にのぼった。警察は、食品・医薬品委員会(FDA)からの要請を受けて捜査を拡大していた。

男性ホルモンを模した合成物質であるアナボリックステロイドが、ボディビルダーやフィットネス愛好家の間で、健康への危険性を顧みずに筋肉の成長を急ぐ目的で誤用され、蔓延していることが判明したため摘発された。

捜査を進めた結果、不法ネットワークはバンコク都スアンルアン区にある高級コンドミニアムを密造や梱包の拠点として悪用していることが突き止められた。警察は関係者の男(39歳)を逮捕するとともに、41種類のブランドに及ぶ完成品のアナボリックステロイド(注射剤および経口剤)計8690本以上を押収。

さらに、抗エストロゲン薬や経口ステロイド薬14種類を7万7,700錠以上、梱包を控えていた錠剤15万5,000錠以上、大量の化学物質や原材料、製造機械などを押収し、証拠品の総額は5,000万Bを超えた。

取り調べによると、容疑者は複数のルートから仕入れた原材料や包装資材を使い、FDAの許可を得ることなく、不衛生で基準を満たさない環境で約3年間にわたり密造・ラベル貼りを行い、国内外のボディビルダーやフィットネス業界に向けて販売していたという。

(6月30日=マネージャーオンライン)

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